劣等感
人は何故、劣等感を感じるのか?
他人をみる視点が、容姿・学歴・社会的地位・家庭環境・収入などで
「それに比べて自分は...」などと、
現在の自分が、理想とする自分に対して劣っていると感じてしまう。
なぜ自分は?と決めてしまうのは早いのでは?
そもそも自己分析は正しいのだろうか?
嫉妬によってモチベーションが
沸き起こることはあるが、
嫉妬や劣等感からではなく、
仕事をする喜びから湧き起こりたいものです。
例えば、猫は?
「自由気ままで、いいなぁ」と思うことがある。
鳥を見ても、「自由に空を飛べて羨ましいなあ」と
思う時がある。
しかし、猫や鳥に対して嫉妬や劣等感は持たない。
赤ちゃんの寝てる姿を見ても羨ましいとは思わない。
むしろ、可愛いなあ〜と癒される。
自分でも違う存在だとわかっているからだ。
自分とは違うという前提に立てば羨ましいと思うが、
嫉妬や劣等感に苦しむことはない。
では、なぜ嫉妬や劣等感は起こるのか
安易に劣っていると思い込んでしまうのかもしれない。
自己分析は、他者分析より
平均値が20%良くなる傾向があると言われている。
また、嫉妬の根底には、
相手は自分と同質の存在という考えも見える。
自分と他人を比べ、自身が優れているという
優越感に浸りたいのかも知れない。
男同士、女同士、同年代、同じ職業という大枠だけで同質と考えてしまう。
冷静に考えれば、違う存在なのに
ソクラテスの有名な「汝自身を知れ」という
言葉があります。
自分を優越な立場に立たせることを
恥ずべきことと知れという事です。
優越とは、そもそも相手がいなければ、
成り立たないものでもあります。
優越感を感じたければ、
自分より格下の人を探せばいいのだ。
日々の積み重ねによる自信や達成感であれば、
自分一人で成立するし、継続できる。
人一倍の努力をし、何かを得た人は「達成感」を知っている。
「優越感」というのは実体のない心理状態で、
ポジティブな要素など全くありません。
そうした理解を深めたり、解像度を高めていくと、
自然と嫉妬や劣等感の感情も消えていく。
嫉妬や劣等感は幻想だったと気づく。
相手を尊重しながらも、つながる瞬間を探し
自身の心に向き合うことが、大切なのかもしれない。
課題に向き合って、何らかの答えが見つかった時に
霧が晴れたような瞬間に出会えた感覚が最高に心地いい。
この感覚を体に記憶しておこう
#673 2023/12/20
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