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【合法ロリ】(第9回)【撲の嫁はロリパンツ】【まどかラブホに行く】

今日は、池袋でお買い物。目的は乙女ロードを中心としたアニメ、キャラクター関係のお店だ。
 
乙女ロード以外にも池袋には世界的に有名なネコのキャラクターを中心にキャラクター商品を扱っているキャラクター専門ショップなどもある。
 
二人は夫婦というより歳の離れた仲の良い兄弟のように見えた。しかし、だといっても手をつないで歩く姿はやはり人目を引いた。
「まどか、疲れちゃった。少し休もう。」
「そうだね、タタールがスチョバで。」
「まどか、ラブホ行きたい。ぞうさんとかいるところ。」
まどかは両親からラブホは、結婚した大人の男女が行って楽しむところと聞いていた。
 
でも、高校の同級生のなかには、記念日などにラブホに行ったことがある者がおり、楽しそうだな、と思う反面、旦那様以外と行くと良くないことが起こりそうな気もして心配していた。
 
実際、ほとんどのケースで記念日が終わるとそのカップルはすぐ分かれてしまうので、旦那様以外と行くと別れさせてしまう不思議な力があるのかもしれないと考えていた。
 
もしそうなら、逆に旦那様と行くともっと堅い絆でむすばれるのかもしれない。
「いいけど、ぞうさんとか、南国みたいな、とか、そういうラブホは、ここからだと少し歩くよ。」
「きれいでお風呂が大きければ、ぞうさんとかはいらない。」
 
「そうだなぁ、それならこっち。」
 
純一も実はラブホは初めてである。しかし、こんなこともあろうかと事前に入念に調べていた。
 
池袋だと西口側と東口側の2か所に分かれてラブホ街があり、その他にもポツンポツンと単独で一件ずつ離れて立っているラブホもある。
 
純一は、乙女ロードからは少し歩くが、西口側にあるラブホ街にまどかを連れていった。
 
「わぁ、近くで見るとなんか華やかできれいだね。まどか、遠くからしか見たことなかったから。」
 
「ここで、いい?」
 
純一は、中級くらいで外観のきれいなラブホを選んだ。
 
純一もドキドキしていたがなるべく平静を装い、固まっている頭をフル稼働して、今後、ラブホに通いながら段々とグレードアップしていくから、最初は中級にしよう、と考え、中級と思われるラブホを選んだ。
 
恐らく傍目にはJC、いや下手をするとJSをラブホに連れ込むとんでもない男に見えたことだろう。
 
ドアをくぐって中に入るとまどかはアゲアゲモードだ。
 
「あっ、このパネルのボタンを押して選ぶんだよね。みさえが教えてくれた。お兄ちゃん、ここがいい。押していい?」
ラブホに興味があるのは、まどかだけでなく他の同級生も一緒。
 
ラブホに行ったまどかの同級生のみさえを皆で取り囲んで根掘り葉掘り聞いており、ネットで断片的な知識を調べた純一などより、よほどまどかの方がラブホに詳しいのだった。
 
「わぁー、きれーい。明るいし。」
 
部屋に入るとまどかはさらに気分アゲアゲだ。
 
ベッドの上にぴょんとダイブすると寝ながらポンポン飛びあがっている。
 
すっかりラブホがエッチをする場所ということを忘れているらしい。
 
その間、純一は浴室に行く。
 
「まどかぁ、おいで、お風呂広いぞ。」
 
「うん。」
 
小走りで向かうまどか。純一が開け放ったドアから浴室の中を覗き込んで驚きの声を上げた。
 
「でっかーい、何でこんなにお風呂が大きいの?」
 
「二人で一緒に入るためだよ。」
 
「そっかあ、家のお風呂もギリギリ二人で入れるけど狭くて窮屈だもんね。お風呂入りたくなっちゃったぁ。おにいちゃん、お風呂、入ろ、ね、入ろ。」
 
「う、うん。」
 
純一は浴室内に入り、浴槽に栓をすると恐る恐るお湯を出すハンドルを回す。
 
途端にドバーっともの凄い勢いで蛇口からお湯が流れ出た。
 
「うわー、ははは。」
 
「きゃっ、すごーい。あはは。」
 
何故だか二人は大笑いをした。

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