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退院後、一年目の秋

昨年のクリスマスイブに病院を退院して、南区のアパートに移り住んだ。

当時は金銭管理を受けていたから、お金を自由に使えなかった。

だから、もらえるお金を持ってパチンコ屋に行き、倍プッシュを狙って勝負する悪い癖が身についてしまったのだ。


病院に入院している間に父が亡くなり、アパートから退避勧告が出たが、入院中だったので、区役所の人から「区役所で荷物を預かるが、段ボールひとつ分しか置いておく場所がない」と言われ、CD WALKMANとパソコンだけしか預かってもらえなかった。

洋服・靴・布団・机・テーブル・イス・炬燵・冷蔵庫など、ありとあらゆる物を処分されてしまったのだ

だから、アパートに来た時も足りないものばかりで、それを買い揃えるだけのお金もなく、ゆえにすぐに働かなくてはならなくなった。

だか、アパートの住人ひと癖もふた癖もある人ばかりで、隣の部屋の奴は壁を叩きまくるし、上の部屋の人たちは夜にドタバタと足音をたてるから、まともに睡眠がとれなくて、仕事に行くことができなかった。

金銭管理をする人も、必要な物を買うだけのお金はくれたけど、配送料はくれなかったから、お金を稼ぐ最後の手段としてパチスロに賭けたのである。

成功していれば、必要な家具などを手にすることができたのだが、そうそう上手くいくはずもなく、もらっていたお金はわずかな食費を残して泡と消えた。

このままでは、負の連鎖に陥ると思ったボクは、金銭管理を止めさせてもらい、就労継続支援A型の作業所に通うことにした。

病院で仲良くなった奴らに何度電話しても、つれない態度で対応してきたから「何もこいつらとつきあうことはない」と考え、作業所の連中とつきあえは良いと考えたが、作業所の決まりで個人同士のつきあいは禁止となっていたから、作業所もわずか一週間足らずで辞めることにした。


アパートのオーナーから「ここはデイサービスに通う人が住む場所だから、あなたには出て行ってもらう」と言われ、中区のマンションを紹介された。

現在住んでいるのが、そのマンションだが、昨年からの金欠生活で身についた「食費にお金をかけないこと」を続けており、他人が食べている食事とはほど遠い内容のものしか食べていないのである。

しかし、今までの分で体力を使い果たしたのか、最近になってすごくお腹が減るのだ。

しかも、最近になって日雇いのバイトを始め、はつりの仕事をしているから体力を使うので、食事をまともに摂らねばいつか倒れてしまうという危険な状態にいるのである。


今年になって、いままで最悪だった人間関係は回復に向かいつつある。

あとは仕事とお金の使い方さえ上手く行けば、人並みな暮らしができるだろう。

さいわい、noteの仲間は優しい人ばかりだから、心の支えになる。


ちなみに昨日は一日に4食も食べてしまった。

食欲の秋とはよく言ったものだ。


…もしも叶うなら、このまま一生noterさんたちとはつきあっていきたいと思う。


…最後まで読んでくれて、ありがとうございました。https://note.com/magokorozashi/n/nfebcbfc07a41

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ブルーライト浴びすぎてないですか? ファミコン1日1時間、パソコン1日好きなだけといいます。 そんなに書けないけど・・・また読んでください。