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宗光語録!#1

母の名前は光子。
母の茶道ネームは宗光。
宗偏流では、名前の一文字に宗をつけることになっています。

母がボクを導いてくれようとして、言ってくれた言葉を書いていきますが、長くは続かないでしょう。


一回目は


「ずるを決めだしたらキリがない。」


これは、母がよく言っていた「あったものは、元のところへ」も含まれますが、いくら疲れていても、やりっぱなしにしないで、あったものは、元のところに片付けなさい、ということです。

母はそんなに綺麗好きではなかったけれど、我が家では唯一の女性だったし、母は生まれは五人兄妹の三番目だったけど、兄と姉が早くして亡くなり長女になったので、家を綺麗にする役目はすべて母が担っていました。

茶道を学ぶようになり、千利休さんが、師に入門するときの話も、母にとって、その言葉を発するきっかけになったのではないかとボクは推察しています。

千利休さんが、師のもとに入門したくて門を叩くと、師は「庭を掃除してきなさい」と言いました。
庭を掃除して師のもとへ行くと、また庭を掃除してきなさいと言われました。
その後も、掃除したのに師は庭を…と言います。
そこで利休さんは庭を掃除したあと、木を揺らして木の葉を散らして、師のもとへ行くと師は「あなたは、ただの人にあらずや!」と言って入門を許可したそうです。

利休さんの入門の話は、おまけですが、ボクも何かで「美しいものが嫌いな人がいるのかしら!」という台詞を耳にしたことがあります。

誰だって、綺麗な人は好きでしょうし、綺麗なものや綺麗な場所は好きだと思うから、自分が住むところは綺麗にしておくべきだし、後でやろうとするより、すぐにやるほうが本人のためにもなるからということをボクに伝えたくて、執拗に言ったのだと思われます。

お陰さまで、ボクはよほど疲れていない限り、後回しにすることはしなくなりました。


母の教えは効果ありです。


それでは、また。


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