「推し活」をする俺

タイトル詐欺なので初投稿です。
いつからか「推し」という言葉が広く消費されるようになった。まるで流行語のよう。だがそれよりもタチが悪い。企業は「推し活」という言葉を費い、サービスや商品を展開するようになった。企業というものは厄介で、広告に「推し」とか「推し活」とかをメッキのように使う。けっきょく最低限の意味を携えてこれらの言葉は一人歩きをし始めた。これらの言葉を使わなければ話題についていけない、そんな置いてかれることに対する恐怖もあったかもしれない。そんなこんなで今に至る。まっことやめて欲しいものである。俺はもうこの言葉を発したくないし聞きたくもない。その言葉はお前らの恐怖を拭い去る道具じゃない。
 とまあ、こんなふうに書いたが、これに似たようなことは今までも幾度もあったようだ。思い出したくないから書かないけどな。
 そしてそんな企業どものせいで、「推し活」がまるで特定の架空のキャラないしは実在のアイドルのグッズを買い漁るようなものに変貌してしまったと感じる。やめてくれ。例えば、vtuberという架空のキャラが存在するが、応援の仕方というか楽しみ方は金絡みだけではないはずだ。俺としては配信をリアタイ(ないしはアーカイブ視聴)するだけで問題ないと思っているし、それがコンテンツの核であったはずだ。全部とは言わないが、「あっ好き」と思えるくらいに浸かるのがいいんじゃあないか。その延長線上に、どうしても欲しいグッズがあるのが一番好ましいと、ファッション推し活が嫌いな俺は思う。
 
 ここからはきっしょい自語りなのでみなくてよろしい。

 俺はとある個人勢3人組のデビューくらいでvtuberをちゃんと認知した。その中でも俺が好きだったのは黒っぽい見た目をした、磁石モチーフのモンスターだった。今では存在自体が抹消されてしまい、記憶も薄れて来ている。だが主人公のような方だったと記憶している。一生ついていこうと思ったし、あの子がビッグになる様をこの目に収めたかった。だが一年も経たないうちに、その方は突然にも活動終了してしまった。予告もなく、猶予もなかった。引退でも、卒業でもなかった。その報告があった日は心に埋まらない穴が空いてしまったようだった。そこからは、この穴を埋めようと色んなVの人を見漁った。ちょっと精神の弱そうな青髪の子や、某委員長、インターネット、四葉(直喩)、アンダーグラウンド、タコなどだ(全員わかったらすごい!)。そして今に至る。実は前述の磁石はその存在が(見た目は変わったが)確認されており、今はだいぶ落ち着いている。これを結果オーライでまとめてしまってもいいのだけど。

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