見出し画像

夫の仕事が決まってない

春に高知に移住する話をすると、決まって「旦那さんは仕事をどうするの?」と聞かれる。
ちょっと耳タコだ。それもあって、人に移住の話をすることに疲れてきた。

会社を退職し、本格的にフリーとしての仕事を模索したいだろう夫。
移住してから腰を据えて仕事を考えていきたいという彼のやり方を、尊重したい私。
とてもシンプルだが、傍からすると危なげな家庭…と思われるのも無理もない。
私だってそりゃあ不安がないわけではない。けれど、本人がそういうのだから、どうしようもない。
悪いが、一緒に暮らす家族こそ心配する話で、周りは痛くも痒くもなかろう。

しかし私も…
じゃあ私がフルタイムで頑張る!とは言わず、まずはアルバイトから…だったりする。
少しずつ地域に慣れながら、エンジンをかけていきたいのだ。
だからお互いにマイペースを守りたいのだなぁ。

とはいえ、何とかなる!という自信が段々と削られていくような、そんな胸のざわつきを感じ始めた。
引越し業者とのやりとり…
周りの「大丈夫なの?」という反応…
そんな小さなボディブローが効き始めたようなので、ここらで夫に不安感をそのまま話してみた。

すると、家の資産運用を担う彼は、私より数字が見えている分、余裕があるように見えた。
なるほど、そうね。
漠然とした不安は、具体的に数字を出せば、幾分か軽減しそうだ。

実は、不安を話して「仕事探しを急かされるようで嫌だ」と揉めたら嫌だなと思っていたのだが…思いの外共感が得られた。
やっぱり、Iメッセージで正直に伝えるのって大事だな。

私は〇〇と思っている。
思うのはどうしようもないのだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?