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フランスの研究者ビザを大使館で申請する

なにかと情報が少ないと言われている、フランスのビザ申請について書いててみたいと思います。
ちなみに、以下は研究者ビザ(Passeport talent)について、及びその配偶者ビザについてです。(記憶している限りで書こうと思うので、もし間違いがあった場合は申し訳ありません。多分大丈夫なはずです…)
他のビザの場合も共通するところはあると思うので、参考にしていただけたら幸いです。
質問がある方はTwitterまでどうぞ

https://twitter.com/Olly0614

必要書類(研究者ビザ)

まず研究者ビザの必要書類は以下のとおり

・パスポート
・パスポートのコピー
・Convention d’accueil(受け入れ協定書)
・証明写真
・記入済みの申請書(オンライン申請のものをコピー)+お金
・学位証明書(翻訳が必要な気がします、私はフランスで学位を取ったのでそもそもフランス語のものを持っていました。英語でも大丈夫かもしれません。)
・レターパック520円のもの

以上となります。ちなみに学位証明書やConvention d’accueil(受け入れ協定書)は原本+コピーを持っていくといいと思います。原本だけ持っていくとそこで回収されて帰ってこないかもしれないので…
申請の際のお金は、申請時にいくら必要かと申請書に記載されているのでその分を現金で持っていく。
また証明写真は、背景が白じゃないとダメだとかいろいろ聞いたことがあるのですが、自分はパスポートと同じ青背景でも問題なかったので大丈夫かと思います。
*ちなみにビザの写真はこの大使館で取られた写真が使用されます。

必要書類(配偶者ビザ)

・パスポート
・パスポートのコピー
・Convention d’accueil(受け入れ協定書)のコピー
・証明写真
・翻訳済みのアポスティーユ付き戸籍謄本+そのコピー
・記入済みの申請書(オンライン申請のものをコピー)+お金

以上となります。概ね同じですが、翻訳済みのアポスティーユ付き戸籍謄本が少しややこしいですね。以下でそれも説明します。
原本+コピー持参の訳は、上で説明した内容と同様の理由です。

その他しておいた方がいいこと

研究者ビザを大使館で申請する際は、確かに翻訳済みのアポスティーユ付き戸籍謄本は必要なかったのですが、フランスに渡った際に行う長期滞在の申請に必要だった気がしています。なので余分ではあるのですが、やっておいて損はないです(また自分が申請した際にこのあたりは更新します)。

一応この書類を作成する際には、
戸籍謄本を取得→外務省でアポスティーユを貰う(5日ほどかかる)→翻訳会社に全ての翻訳をお願いする。
という手順で行わないと正式な書類と認められず無駄足となってしまいます。

また翻訳は自分で訳した英語でも大丈夫という噂もあるのですが、自分は大使館が認定したフランス語の法定翻訳ができる会社にお願いしたので、噂は確かめておりません…極端に時間がある人以外は、大使館認定の会社にお願いする方がいいでしょう。

ビザ申請の仕方

必要な書類を集めつつ、ビザの申請の手続きも進めていかないといけません。特に7月、8月、9月辺りは大使館の予約を取るのが困難なことが多いので、早めに予約だけ取るのもありです。(このあたりも後ほど説明します)

まず申請についてですが以下のページに従って申請していきます。

https://france-visas.gouv.fr/en/web/france-visas/online-application

(現在はこのページから申請できますが、いつ変わるかわからないので基本的には大使館のページ"https://jp.ambafrance.org/-rubrique549-"から申請を行ってください。)

そしてStart your applicationを押してアカウントを作成しそこで情報を入力していきます。ここで研究者ビザを選択するのですが、その際に私は
え?Passeport talentしかないやん…研究者ビザどこ…?となりました。

ですが、実はそこでPasseport talentを選択して、その後の質問で研究者を選択できるようになっています。
そして個人情報等を入力していくと電子ファイルが自然に作成されるので基本はこれで大丈夫です。

ちなみに大使館に伺った際に、この申請書の手続きをせずにきている人がかなりの数いたので、忘れずにやっておきましょう。
そして大使館に出向く予約を取って終了です。もしくはあらかじめとっておきましょう。

大使館の予約について

フランス大使館は実はなかなか予約が取れません。実際に自分が7月初旬に大使館の予約をしようとした時、空きがあるのは9月初旬と出て血の気が引いたのを覚えています(ラボのボスにすぐフランスに行くと言っていた手前)。
しかしこつとしては、常にキャンセルが出ないか予約のページをチェックすることが大事です。そうすれば空きがたまに出て予約の枠を抑えることができます。(ちなみに自分はwebサイトに張り付いたおかげで、二日後の予約がとれました。)
これも情報が広がるとさらに争奪戦が熾烈になって、キャンセル待ちがとれなくなるのかもしれないのですが、今のところちょくちょく予約スロットを確認するのは有効な手段かと思います。

最後に

最後に…フランスの大使館はすこぶる評判が悪いです…
Googleのレビューを見ても他国の大使館と比べて、ものすごく評判が悪いです。その内容は、一人ものすごく不親切な人がいるみたいで書類を放り投げられたり、めちゃくちゃ高圧的に接されたりするみたいです。個人的には、書類なんて放り投げれるか…?と思うのですが(ガラス越しなため)、たくさんの人が言っているので嘘ではないのでしょう。
ちなみに自分はそんな人にあたったことは恐らくなく普通に対応してもらえました。
他の人の対応を見ていても、レターパックを持ってない人にはこの時間までに買ってきて戻ってきてくれとか、申請書を作成してない人にはオンラインでこの時間までに作ってくださいなどの救済措置が結構あったかと思います。
*ただし名前を呼ばれてその時に反応しなかった人はその日の最後まで順番を回されたりするので、音楽とか聞きながら待機するのはやめましょう()

以上で全てとなります。
長期滞在申請はまた次の機会にまとめようかと思います。

間違い等があった場合は教えていただけますと幸いです。


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