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コロナと共に1年

実家大阪に戻って再就職して1年が経ちました。

新生活も、コロナによって、まさに“新しい生活様式”と共に始まった。

やけど、バス業界も大打撃を受けてて、ほんまにツラい。

仕事にも慣れ、職場環境も良くて、コロナが無かったら転職も成功といえるんやろうけど、現実は現実。

でもな、「コロナが無かったら」なんてないんよ。
僕にとっては、新スタートがコロナと共にやから。

うちの会社も、せっかくお知り合いになれた先輩方も希望退職で多くの人が去って、次は、他社への出向が次々と辞令が出始めてる。
出向先は運転が仕事とは限らない。
みんな、いつ自分に赤紙が渡されるのかとビクビクしてる。
職場の雰囲気も重苦しい。

もし自分に出向が決まっても、しょうがない。
もう腹はくくってる。
行くも地獄、残るも地獄。

それより、収入の減少がとてもツラい。
何をするにも、お金の心配ばかり。
もうそろそろ笑い事ではなくなってきてる。
前職と比べるのもアレやけど、手取りで1/3か、少なけりゃ1/4くらい。

まだ僕は実家やから、なんとかなってるけど、世帯持ちや一人暮らしの人はとても無理かもしれん。
希望退職の好条件を前に、耐えきれず辞めてった人もちらほらおった。

退職者で人員が減っても、休業日の数もあまり変わらず。
今は2勤3休か、たまに3勤2休。
(本来なら4勤1休)
休業日も、支給される補償額も先月から少し減ってる。

   * * *

でんぱも米米も、今は出費を控えて、遠くから見守ってる状態。
体良く言えば自粛ってことになるんやけど。
えいちゃんの卒業ライブも行きたかったけど、断念。
オンラインライブも、正直なところ、見ずに終わってしまった。

でんぱ組もメンバーが一気に5人増え、こりゃぁチェキ会とかあったら破産やな〜(笑)

最近はツイッターやインスタも、見るのがツラいときもある。
アーティストはアーティストで、華やかなのは別にいいんやけどね。

ここんとこ、資格取得の勉強に没頭してたから、気は紛れたけど。
勉強も、自宅では邪念が多すぎて集中できんかったから、初めはネットカフェ行ってたけど、これまたお金かかるんで、最近ではずっと、無料で利用できる図書館に通い詰め。
(この件はまた別途投稿予定)

飛行機のクルーや、海外のお客さんと接することも多い(…はずやった)から、英会話のスクールにも通おうとも考えてたけど、それも おあずけ。

   * * *

さすがにバスの運転中は、あれこれ考え事は せんようにしてるけど、やっぱり気が沈んでしまう…
仕事中は、お客さまの命を預かってることを第一に運転。

運転中は常に神経を擦り減らして、たまに休みには同期の人と、迂回コースを勉強したりして… 
別に苦労を認めてもらおうってワケやないけど、こんなけやって、この給料… なんか、虚しい。
やり甲斐ってなんやろ。
お客さんからの「ありがとう」言葉、ほんま今は「こちらこそ乗っていただいて、ありがとう」やよ。

そう考えると、転職も失敗やったんかな?って思ったりするけど、会社の雰囲気も良くて、同僚にも恵まれている。

特に、同期のみんなとは、仲良くさせてもらって、よく飲みにも。
同期のみんながおらんかったら、今頃、ひとり苦しんでたかも。
でも、飲みに行ったり、コース勉強でドライブできたことで、同期の絆が生まれたワケで、これもコロナで休業が増えた故のことやから、なんとも皮肉な話。
もし、コロナがなかったら、みんなと休みが合うこともなく、1人で黙々と運転し、コースに不安な時は、休みに1人でドライブしてたんかと思うと、これはこれで良かったんかな。
ほんま皮肉やね。

そして、先日、その同期の一人に出向の辞令が出ました。

   * * *

関空に、飛行機に、お客さんが来ない以上、うちの会社は成り立たない。
貸切業務などもあるけど、これはどのバス会社も同じ苦境。

そして、日本だけでコロナが鎮静化してもダメ。
世界的に治って、お客さんが世界と往来してくれないと。
インバウンドも、もう日本には飽きちゃったんちゃうかな〜
…やから、コロナ前に戻るには2〜3年かかるやろな。

2〜3年… 耐えれるかな(笑)

いや…笑えん。

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