キラちゃんの誕プレ。
「キラちゃん!今日は16歳の誕生日だね!!おめでとう!!このスーパーアイドルメイちゃんがお祝いするよ☆彡キラリ」
「メイちゃんそれ自分で言うのね、まあいいけど。祝ってくれてありがとう。だけどメイちゃんにもたぶんケーキあるから私の横取りしないでよね」
「先に言われた(>_<) だけど、キラちゃんのもこのあたしが美味しくいただいちゃうぞ(^_-)☆ 」
「だったら私がメイちゃんのケーキもらっちゃおうかな…(・ω・)ジー 」
「ない、それはないよ!あたしのは伊勢エビが載ってるからね!間違いないよ!だからキラちゃんはいらないでしょ!(`・ω・´) 」
「そんなことないよ、あとほんとに伊勢エビ載ってるのかな」
「当たり前だよ!だから、今年もあたしはあたしのケーキも食べて、キラちゃんのおこぼれもらうのよ(^_^)/ 」
「おこぼれと言いつつ全部もらうつもりだよね。ま、いつもどおりだよね。元気で結構だよメイちゃん(私はその分ごはん多くもらってるからね)」
プルルルル…
「あ、リロくんから連絡だっ!」
「お兄ちゃんってば…(*・ω・) 」
「もしもし、あ、キラか。お誕生日おめでとう。元気でな。じゃ」
「ちょ、ちょっとまって!」
「冗談だよ。ぼくからも祝福するよ。ぼくも16歳の時にニンゲン達からたくさんの祝福を受けたよ」
「お兄ちゃんもすっかりアイドルだよね(その年で…)」
「ん?アイドルに年齢は関係ないぞ」
「(聞こえたのかな…)キラも今ではアイドルだよ!」
「今では、だって?ずっと前からアイドルじゃないか。たくさんのニンゲンに愛されているんだよ。
たしかにメイちゃんのアイドルっぷりはすごいけれど、ぼくはキラもちっとも負けてないと思うな。むしろキラのほうが好きだっていうニンゲンもかなりいると思うよ。
ぼくたちはみんなアイドルなんだよ。若くても年をとっても。
だから、キラも16歳になっても健康に気をつけて元気に過ごせよ」
「あ、ありがとう…(〃・ω・〃) 今年も元気に過ごすよ!」
「メイちゃんには気をつけろよ、ってもう言わなくても大丈夫だよな。もう3年も経つんだったな」
「リロくんってばひどいよ(´д`) まあ、あたしはあたしなりのやり方で、今まで通りキラちゃんと過ごしていくから、任せといて(^_^)v 」
「そうだ、誕生日プレゼントを送ったから確認しといてね」
誕プレが届いた。
「キラちゃん、これって……」
「うん、間違いないよ……」
「「BIGアクリルスタンド(リロ - 見つめる) だよ!!」」
「どういうつもりなんだろう。自慢かな」
「最近は 『 #ラッコのリロくんとごはん 』とか言って、このアクスタと一緒にご飯食べたりお出かけしたりするニンゲンがいるらしいよ。今じゃ入手困難みたいだし、ま、良かったんじゃない?いつもお兄ちゃんと一緒だね(・∀・) 」
「うう…なんか恥ずかしいよ…(〃・ω・〃) 」
「キラちゃんったら、素直に喜べばいいのに( ´∀`) 」
(おわり)
(あとがき)
noteから有料記事を販売してみませんか、というお知らせがよく来るようになったので、前回の記事では試しに一部有料にしました。
有料部分を購入してくださった方がいて大変嬉しかったのですが、より多くの方に読んでほしいと思い、加筆修正して別の記事にしました。
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キラちゃんがブラコンみたいになったなあ。そんなんじゃないと思うけど、つい擬人化しちゃうんだよね。擬人化も良し悪しだな。だけど私はこれからもこのスタンスで行きます。
お読みくださりありがとうございました。