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”Well-beingな生き方”について

こんにちは。
いきなりですが、Well-being(ウェルビーイング)という言葉をご存知ですか!?
認知度やどれだけ興味がある人がいるのかなと、試しにnoteのハッシュタグで検索したら英語・カタカナ合わせて50件あるかないかの投稿だったことに今、驚愕していて(うち3件位は多分私の過去記事笑)、この言葉の概念から説明したうえで、私はこの意識やそれに関わる習慣・目標行動が、今の日本にもっと広まればいいな、と思うので書いてみることにします。ちなみに私は研究者でもなく、最後の参考文献等を読んだりして学んでいる途中の過程です。なので正解、や全て、ということではないことだけご了承ください。
(私が読んだ本、受けた講座、オンラインコース、下記にすべて載せてありますが、それぞれ範囲や視点が違うので、あくまでも概念はきちんと伝えるつもりですが、内容は今まで得てきたものから私が個人的に取捨選択して書いていきます)

Well-beingとは、名詞で、日本語に訳すると、”健康で安心なこと、満足できる生活状態、幸福”です(アルクより)。

もっと、かみ砕いてみると、
WHOの1946年の健康の定義
「健康とは病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的・精神的・社会的に全てが満たされた状態であること」
この”健康”の状態がバランスよく、良い状態のまま持続されていること、が『well-being』なのです。
よくある同義語にHappinessがあるのですが、こちらは持続性をあまり意味せず、その”瞬間”の気持ちや状態を表すようです。

”Well-beingに生きて、より持続させた人生を送ろう”、というのが昨今アメリカやオーストラリアで意識が高まって、そういう生活を送るためのアドバイスや科学的根拠や博士の意見を載せた雑誌が出ていたり、カンファレンスが開かれています。Well-beingな生き方について、はすべて研究や調査による科学的根拠をきちんと明記された上で提唱されています。(この投稿では割愛しますが、本やオンラインコースを受けると根拠ばっかり出てきます笑)

前回の投稿で(そもそも前回の投稿がwell-beingについて興味ない人が多いのではという仮定を全く考えずに書いたものだなと反省しました)、well-beingの意識について書いたものですが、その中から、そして伝えておきたいことを再度載せます。
Well-beingとは生き方についての提案です。
*人と比べることをしない
*不安や後悔、何かに対して不足している、というの気持ちを頭の中でずっともっておかない
*ネガティブな感情は悪いものではない、乗り越えた時にはレジリエンス力を高めてより幸福なレベルをあげる
*お金は不幸を予防するが、幸せを促進しない
*非地位財(他人との対象比較とは関係なく幸せを得られるもの)により、長く続く幸せが得られる。⇄地位財:所得、社会的地位、見た目、物
*非地位財のある状態とは、精神的に健康であり、身体的にも健康であり、社会に適応していること
*人の為に何かをすることや助け合いの方が自己的活動より幸福感の持続率が高いという研究結果に基づく、行動習慣の変化を促す
*人との繋がりは幸福度をあげるというデータに基づく、共感や協調、感謝をベースにした自立的な関わりが人間関係において相互の幸せとうむという考え方

そして、なんとなく生活できている精神状態を0のレベルとするならば、それを1や2、3にまであげて持続させてすごすことで、人生への有意義度が深まるのではないかという”促進する”意識です。

では、どうやって、それを自分の生活に落としていくのか、は、今日終えたばかりのCourseraというMOOCの”The Science of Well-being" の行動目標7つ、が、他にも色々な本を読んだ上で1番まとまっていて、わかりやすいなと感じたので、今回紹介します。(MOOCのリンクは最後にあります)

<Well-beingな生き方の為にするといい7つの行動>
1. Signature Strengths - using your top character strengths in new ways
(自分の強みを生かした何か新しい行動をしてみる)
2. Savoring - taking time to savor the things you enjoy
 (何かをしている状態・瞬間・気持ちをじっくり味わう)
3. Gratitude - (List and/or Letter) - expressing gratitude for the people and things in your life
 (1日の終わりにその日の出来事の中から感謝するするものをみつけたり、実際人に感謝を表す)
4. Kindness - increasing your acts of kindness
(親切な行動をする)
5. Social Connection - making connections with strangers and acquaintances along with scheduling time for the people in your life
(社会的な繋がりをもつ、ちょっとしたことでも人と話したり共有したりする)
6. Exercise - increasing your physical activity to at least 30 minutes a few times a week
(週に何回か30分以上の運動)
7. Sleep - making sure you sleep at least 7 hours a night several times a week
(1日7時間以上の睡眠)
8. Meditation - meditating for 5-10 minutes if you are a beginner or increasing your time in meditation if you already meditate regularly
(瞑想、マインドフルネス)

最近発売されたHarvard Business Reviewシリーズのマインドフルネスについいての下記の本は買ったものの、まだ読めていないのですが、well-beingな生き方をする上で、瞑想をする、や、不安・後悔・イライラなどの思考、発達するテクノロジー生活からの支配、人と比べがちなソーシャルネットワークに浸っている状態、を、全部止めて、”今ここ”、”今の自分の状態”に意識を持っていくことが大切だという考え方から、広まったのではないかと感じています。(また本を読んで見解が変わったらその時は訂正します)

この7つの行動をしたり、自分のWell-beingな状態を可視化するのに有効なサイトをご紹介しておきます。どちらもサインインは必要ですが、費用等はかかりません。(どちらも言語を日本語にできるので抵抗なくできます)

自分の強みを見つける、というのはこの世界的に有名なサイトで、質問に答えることで、24の項目の中から強みを出してくれます。
VIA調査
(私は、親切心、好奇心、スピリチュアリティー、審美眼、勇敢さ、の順なので最近のツイッターやコミュニティの発信、会社での行動は上記を意識してやっています)

そして、今の自分の幸福感じ度を数字で見たければ、このUniversity of Pennsylvaniaのサイトで調べてみることもできます。
全体的な幸福度に関する調査票 (Authentic Happiness Inventory)


日本ではまだ浸透していない(と思われる)、well-beingな生き方ですが、私はテクノロジーの進歩と、共に、人間はどう関わっていくのがよいのか、思考や感情をどう整理して幸福・健康な状態を持続するか、という相乗効果を生み出すのに必要な意識なのではないかと感じています。

まだまだ私も本を読んだり、オンラインコースを受けたり、日本でWell-beingを広めようとしているアカデミーの授業を受けたり道半ばなのですが、どんどん学んだこと、提案を投稿していこうと思います。

:関連する読んだ本・受けたオンラインコース・レッスン:
実践ポジティブ心理学
ハーバードの人生を変える授業
幸福優位7つの法則
幸福学
超シンプルなさとり方
サード・メトリック
OPTION B
・Coursera オンラインコース "Foundations of Positive Psychology" 
・Coursera オンラインコース "The Science of Well-Being"
・ ウェルビーイング心理教育アカデミー 主催 "ウェルビーイングベーシック1" 

:(参考までに)今後読みたいと思っている本:
幸せがずっと続く12の行動習慣
人生を「幸せ」に変える10の科学的な方法
成功するには ポジティブ思考を捨てなさい 願望を実行計画に変えるWOOPの法則
GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
 ・サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

とても長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
1人でも”well-being”ってそういうことなんだ!!発見!!って感じてくださる方が増えるといいなと思います。

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