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空想NYアパートメントの窓から

わたしは魚座だ。
魚座さんがいちばん悲しいことは、“自分の純粋さや善良さを疑われること”だとなにかで読んだ。ほぉ、なるほど。たしかに!わたしは至極納得した。わたしがひどく傷つくのは、確かにそういった感情を相手から感じること。しかもそういうのって伝わってしまうのよね。かなしいことに。

思い返せば、いつもそんな事でつまづいていたようにも思う。
自分でいうのもなんだが、わたしはおそらくとてもピュアなところがある人間で、昔から軽くバカにされたり「偽善者」だとか「いいこぶってる」だとか散々な言われようをされてきた。
ありのままの自分でいるのはとても危険だったから、ピュアな部分を隠して普通のフリをして生きてきたけれど、どうにもこうにも限界だった。
人は自分らしくいられないと、おかしくなるものなのだ。
そんな折にInstagramをはじめた。
ここでなら誰の目を気にするのでもなく素の自分を曝け出せるだろう。この中では思い切り自分らしく感じたことを吐き出そう。そう思った。
それは大成功し、わたしはInstagramの世界でのびのびと自由に表現し、しかもリアルではお目にかかれなかった同類の友達がたくさんできた。
でも最近すこし雲行きが怪しくなってきたのだ。
わたしの投稿にイラっとしている人がいるのを感じてきてしまった。
それは嫉妬心なのかマウントなのかよくわからないけれど、とにかく彼らの気持ちをわたしの投稿が害しているのは明らかだった。
こんな時でもまずわたしは自分に非があるのではと思うタイプだ。
人はそんなわたしを優しい、というけれど、優しさとはちょっと違うような気がする。
自分自身の自己肯定感の低さや自信のなさに紐づいている気がするのだ。
けれどそんな感情をほとんどの人は理解できないみたい。自分に非がある、ごめんなさいと思うわたしの態度に更に気を悪くされるようで、ますます酷くなるのだ。おまえは偽善者だと。
そこでわたしはひどく傷つく。
わたしのピュアさを、善良さを踏み躙られたように感じる。
そういうわけで、Instagramから少し距離を置いてこちらに思いの丈を書き記すことにした。

同じ事を繰り返すのは、きっとわたしの中にクリアすべき課題があるのだろう。
そこをみつけてクリアしたい。ここの空想NYアパートメントで架空の生活をするわたしを通して、自分のことをもっとよく知っていきたい。
そんなふうに思ってる。

読んでくださった方ありがとうございました。

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