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太のストーリー

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生きる姿を、音楽と。太のストーリーを紹介します。
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#音楽

2023年の音楽とストーリー

こんばんは。 早いもので、2023年も終わりですね。 今年最後の更新になります。 みなさん、今…

目黒駅のホームから見た満天の空

中学3年生の春頃、家から自転車で通える距離にあった、全国展開している学習塾に通いはじめた…

下北沢駅前の居酒屋チェーンで

大学3年生の春、就活の影が見え隠れするようになってきた頃の話だ。 ティーンの頃から音楽が大…

心が震える瞬間は、これから先の人生にもきっと

先週の金曜日は少し早めに仕事を切り上げて、環の誘いで三軒茶屋のグレープフルーツムーンとい…

忘れることのない冴えなくて大切な夏の日

在宅勤務で会議が続き、合間に重めの資料制作をしないといけなかった日の夕方。 睨めっこして…

思い違いは空のかなた

社会人になったばかりで大人の雑談の仕方もよくわからなかった頃(今もよくわからん)、仕事で…

「売れてる」かどうかなんてどうでも良い僕たちの関係性

通っていた学校も、住んでいる場所も、全くバラバラ。 それでもTwitterの一本のDMが距離を飛び越えて、もうすぐ10年の仲になる年下の友人4人組がいる。 ダウニーズ(仮) というバンドのメンバーである。 僕は東京に、ダウニーズの面々は名古屋や岐阜あたりに住んでいる。 ちなみに、ダウニーズはもう解散してしまったバンドだ。 一言で言うと、全く売れなかった。 大学3年生になったばかりの二十歳の頃、友だちとライブハウスで超手探りでイベントを主催し始めた。 バンドの集め方もよくわ

「できない」と言えるようになった僕らの”のびしろ”

お昼ご飯を食べるためにつけ麺を茹でながらスマホを開くと、環からLINEが入っていた。 このnot…

水タバコの煙と共に消えた世間体

汚いものを見るような目で睨まれるたびに、心臓の音が早くなる。 入社前に面接で会っていた頃…

無駄を愛した先にある希望

勤めている会社の見込んでいた年間の売上が、人の行き来ができなくなったことによって一気にふ…

五月、「ここは自分の居場所じゃない」と思ったときに

今から7年前の五月。 社会人1年目。地方に赴任してすぐに開かれた、新人歓迎会でのことだ。 た…

大切な人の力になりたいとき、一冊の本を贈る

「何を贈ったら良いかなあ」 3年間勤めた会社に辞表を出し、東京に引っ越すために家の片付けを…

もう終わりにしようよ

会社を出ると、外は真っ暗だ。 都会と違って電灯が少ない帰り道、一人自転車を走らせる。 モヤ…

太(ふとし)です。 〜エッセイメディア「OLi」自己紹介〜

 僕は、ごくごく平凡で、ネガティブに物事を捉えがちな社会人である。基本的にはまじめに、たまにサボったり甘えたり、あまり羽目を外すこともできずに、ちょっとした人の言動とかに一喜一憂しながら生きてきた。  学生の時に強烈な成功体験があるわけではなく、SNSにも何万人もフォロワーはいない。横文字を乱発してセミナーで講演できる地位の社会人にもなれていない。自分が仕事している業界には、そういう人たちが結構いるんだけど。  そんな平凡さを、結構最近まで受け入れられていなかった。もどか