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フリースクール立ち上げに向けて(10)
カスミソウさんに行ってきました!
今回はどんな活動をされているか、というよりは不登校についての話し合いがメインでした。
当事者であるにも関わらず、同じ境遇にある方に向けて居場所の提供や情報の発信をされるなど、不登校の保護者のために無償で活動をされていて頭が下がります。
不登校になることの問題
あらためて子どもが不登校となることの問題は何か、話し合う中で感じたことがあります。
それは、保護者の方の精神的な負担です。
私もそうでしたが、子どもがいざ学校に行かなくなると焦ります。
仕事ができなくなることや履修主義が故に学校に行かなければ取り残されてしまうことなどが、余計に焦る気持ちを強くします。
学校に行きたいのに行けないとか、行かなければならないと思っているのに行けないといったことで、子どもが情緒不安定になるのはよく聞く話です。親はその対応に精神がすり減ります。
カウンセラーが必ず時間を区切ってカウンセリングをするのは、長時間傾聴し続けることは自分の精神をすり減らすほど大変だから、というのが理由の一つだそうですが、親は四六時中一緒にいなければなりません。
親はカウンセリングをしているわけではありませんが、子どものことを考えれば、子どもの気持ちに寄り添った対応をするでしょう。
四六時中一緒にいて気持ちに寄り添った対応をすることは、美しい話のようではありますが、非常に大変なことです。
この状況が続けば、いずれ親の精神が参ってしまうのは当然だと感じます。
不登校になる前に
もし子どもが学校に行かなくなったとしても、学校以外の居場所や学ぶ場所は近くにあり、不利益となることはあまりないのだから問題ない、と思えるような社会だとしたら、子どもが不登校になったときの親の焦りは少ないでしょう。
現在フリースクールに通わせるには、経済的な問題やフリースクールの施設や設備が充分ではないなどの問題がありますが、フリースクールがあるということそのものが、不登校のお子さんとその家族以外の家庭にも安心感をもたらすのではないでしょうか。
フリースクールのする意義はそういったところにもありそうです。
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