目に映るのは意味を持たない、持ってほしくない文字列だった。ただ茫然としていた。スマホを閉じて、もう一度開いて、sumikaを流した。 「リグレット」 君の音を聴かせてよ、それだけでいいんだよ 涙が止まらなかった。この曲は全然そういう意味の曲じゃない。今となってはそういう風にしか聴こえなくなってしまったけど。 一年が経った今日も雨だ。まだ晴れそうにない。悲しい、でもその悲しさを言葉にできない。あの日からずっと葛藤している。隼ちゃんがいなくなった後のsumikaを、物語とし
書いては消してを繰り返している。下書きばかりが溜まっていく。結局全部、見栄なのかもしれない。わたしはやっぱり素直な言葉に惹かれてしまうな、と思わせた、あの言葉は、本当に素直な言葉なんだろうか。そもそも素直って何だ。 隠し事が多い自分の感情を、感覚を、頭の中を、文章でなら素直に伝えられる気がした。伝えたい先はわからない。わかってほしいと思うことも、わかられてたまるかと思うことも、両方あった。 支離滅裂だけど、これだけはもう、投稿してしまおうかな。多分すぐに消したくなるけど。
