記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

窓ぎわのトットちゃん

トットちゃん観てきました!

祖母が徹子さんのことが好きで、幼少期の頃はお昼に「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」と「徹子の部屋」を私も横目でよく観ていました。
昨年末も紅白で有吉氏と徹子さんの共演も見れたのでいい年末でしたが、早速年始はトットちゃんを劇場で鑑賞してきました!

冒頭、徹子さんのナレーションでまず気持ちがウワッとあがる感じがしました。エンドロールでは声優をなんとなく観ていたら流石の豪華キャストで驚きましたね。
お父さん役が小栗旬なのはわかりましたが、お母さん役が杏なのは気づかなかった。。

あと、若い先生役が滝沢カレンでしたね!
心優しい校長先生に指導されてるシーンでこの声の人特徴的だなぁ誰だろうなと思っていましたが、滝沢カレンがやってるって知ってたらちょっと笑っちゃってたかもです。笑
最近テレビ観てなかったので久々に活躍見れて良かったです(←お前は誰だよって感じですが…

内容としては、戦時中の日本で、徹子さんの小学生時代が舞台でした。ふと観たYahooのレビューでは、「徹子さんの家がもっと貧乏だったら感情移入できた」とかもありましたが、自分はノンフィクションだからリアリティ感じられるので、そのまま描かれていたのが良かったと思います!
脚色すると結構バレますからね、、

トットちゃんの家はお父さんが音楽家でお母さんもいつもお洒落な格好していてそこにおてんばなトットちゃん、ペットのわんちゃんもいてまさに幸せな家庭って感じでした!
しかし、戦時中ということで次第に贅沢を許されない風潮や芸術関連の仕事はだんだんと稼ぎが少なくなっていく部分なんかは最初とのギャップとして辛く感じさせる部分として描かれていました。
ただ、お父さんに軍歌の演奏の仕事依頼が来た際、これで報酬でしばらくは食べていける!というシーンで、音楽家のプライドとしてやはり音楽演奏をそんな使い方はできないという父の決意に、奥さんもトットちゃんも素直に受け入れてくれるあたりに家族の絆の深さを感じられました。

映画のメインであるトットちゃんの小学生時代も個人的に好きなシーンがたくさんありました。
トットちゃんは絵に描いたようなおてんば娘で、おしゃべり大好きな部分は、今の徹子さんに通ずる部分があるなと思いました。
前の小学校では、おてんばすぎるが故に授業の進行を度々妨げてしまい、退学させられるというおてんばすぎムーブを見事にやり遂げ、それでもお母さんはトットちゃんに合う学校を見つけようと奮闘します。
そこで見つけたのが、トモエ学園。
最初の校長先生との面談のシーンが好きです。
校長先生はトットちゃんがおしゃべり好きなことを知り、なんでも話してみなさいと促します。そこから自由にトットちゃんがお話をするのを制さず、じっと聞いてあげる、そこにトモエ学園の教育理念がまず出ていたなと思います。
生徒それぞれに成長の仕方があるから、カリキュラムに沿って授業を行い、統率した教育を行うのではなく、個人で考えみんなで協力して成長していく様子を先生たちが見守る。生徒の提案を否定するのではなくまずは受け入れ、なるべく叶えてあげることを優先する。
実際現代でそのままやろうとすると色々な課題がありそうでなかなか簡単にはいかないと思いますが、何を軸にするかは何においても大事でそこから何ができるかを工夫して考えることが大事だと感じました!

トットちゃんの数々のおてんばなシーンにはらはらさせられてしまいますが、真っ直ぐ生きるトットちゃんの姿勢に見習わなければならない部分が多くあり、観て本当によかったです!

あとエンドロール観たらこの映画もスタジオポノックが関係していましたね。。
これからのアニメ映画はスタジオポノックが先導していくかもですね、楽しみです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?