歳を重ねて思うこと

先日年が明けてもう半月…といっていたはずが気づけば1ヶ月経つことに、置いていかれる気分で少し悲しい。単純に明日から忙しくなることがみえているからかもしれないけれど。

1月は年末年始に実家にいったくらいで、本当にどこにも行かなかった。流行病が増えてきたからという理由は勿論あるけど、本当は外に出なきゃいけない用事やお誘いも理由をつけて、本当に仕事以外引きこもって生活していた。人間暮らせるものだなと思うけど、暇は人をダメにするとも実感した。動かなきゃ、何かしなきゃばかりが頭の中をぐるぐるしているのに、身体は何も動かなくて。家からでないから化粧もほとんどしなくて、出勤するときにもどうせマスクだし誰もみないし、肌も荒れてるしで申し訳程度に顔をつくって。自分のダメなところを見続けているようでだんだんしんどくなってきた。重い腰あげて週末は美容室予約したので、ちょっとでも気持ちをあげたい。背筋をのばして、天井と地面ばっかり交互にみる生活じゃなくて、顎を引いて歩けるようになりたい。

そう思うのも先日誕生日を迎えて、歳を重ねまして。
祝って喜べるような年齢でも世間的にはなくなってきたけれど、誕生日というイベントは好きだなと思う。その人を思い浮かべて、お祝いの言葉を送るのもプレゼントを考えるのも楽しいし、何が似合うか何が好きか考えるのも楽しい。今年は在宅だし家族以外には合わない1日だなと思って過ごしていたら、思いがけずお祝いの言葉をたくさんいただいて。ギフトを送ってくれる方々もいて、驚きと嬉しさと。卑屈なことを言うと少しでもこの人には祝うだけに値する人間でいれただろうかと思ってしまい…勿論純粋に嬉しい。

夫からはすき焼き(有名なやつでびびった)と、欲しかったお財布をいただいて嬉しくてテンションがよくわからなくなった。早く使いたい気持ちと、縁起の良い日が重なる日が3月に来るらしいので、そこまで待とうかなと思う気持ちと葛藤しています。長く使えそうな本当に素敵なお財布なので、この財布に見合うだけの人と生活をしていきたいと思いました。

歳を重ねてもう一つ最近思うことは、人生はポジティブに、明るく、考えすぎずに生きていく方がよっぽど楽しくて生きやすいとわかっているのに、どうしてそうできないんだろう。考えて考えて凹んで生きていくんだろう。成長という成長ももう感じられないし、毎日の自己反省会は辞められない。周りと比較して勝手に落ち込むことも毎日ある。それでも昔よりよくわからない死にたさに襲われる事もないし、自立して生きている事は嬉しい。昔よりよっぽど生きやすい。歳を重ねた分だけ、より生きやすくなりますように。

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