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何も無いね

降りる駅を間違えた。

何か考えていたんだっけ。ぼーっとしていたから何も覚えてない。戻るのも面倒だし、と思ってそのまま改札を出た。田舎すぎて何も無いだろうなと思いながら商店街みたいなところを歩いた。
本当は本屋に行きたくてちゃんとメイクをして出てきたのに。まあいいか。

少し歩いたら喫茶店があったから、お腹も空いてるしちょうどいいと思って入った。雰囲気のいい昔ながらの喫茶店。

フルーツパフェを頼んだけれど、一応ダイエット中なのを忘れていた。別に気にしない。寒いのにアイスコーヒーにしてしまって、なんか今日は色々と間違えている。だめだなあ。もう5回以上はやっているんだけど、ストローの上下を逆にしてしまう。飲み口がちゃんと折れるようになっているやつと、そうじゃないやつ。見分けずにそのままさしてしまうから、あとで気づく。

店内にオルゴールが流れているのだけれど、曲の名前が思い出せなくて本に集中できない。なんだっけ。少し前に流行っていたような気がするけれど、私にはあまりピンとこなかったやつ。こんなことばかりだな、最近。

「お母さんに教えていただいたお陰でバラが綺麗に咲いたんですよ。本当にありがとうございます。」ってあのアニメみたいなセリフだな。

ニュースを全くみないから、最近のあれの人数とか、バイト先の人から聞いて初めて知った。そもそも家にテレビが無い。音楽番組だけなら見たいけど、突飛なことをやらないとつまらないみたいな空気が好きじゃない。それと同じ感じで、本屋に行くのは好きだけど、たまにすごく傷付くことがある。本のタイトルって目を引くように多少大袈裟に書かれていたりするでしょ。それがちょっと苦手なんだ。

時間をかけて頑張った分だけちゃんと評価してほしい。ほら、30分で終わらせた人と、2週間かけた私。どっちがすごい?2週間もかけたのに、これ?って思われたくないな。


そういえばnoteを始めて3ヶ月たったんだけど、投稿した記事を数えたら30ちょっとだった。あれ、もっと書いたはずなんだけど。ほとんどは下書きのままだった。ここでも、私は言いたいことを言えてないんだなって思った。自分の文章に自信を持つってすごく難しい。

SNSをやっていると、アイコンの向こう側に3次元の人間がいることを忘れがちになる。たとえば毎日詩を投稿しているだけだったアカウントが急に夕食の写真とかをのせると現実味を感じて安心する。私に無駄に干渉してこないさっぱりした人と仲良くなりたいと思う反面、私が作る壁など何も気にせずにずかずかと入ってきてほしいとも思う。

怖さばかり感じながら生きているよ。





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