![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/99430063/rectangle_large_type_2_2a5fe3e3bf2548385d8dd95e6b309e15.jpg?width=800)
「年刊花林花2023」を読む⑨宮崎裕氏
花林花という句会がある。
先日「年刊花林花2023」を頂いた。
各同人の花林花抄二十句の連作から、掲載順に感銘句を紹介。
宮崎裕氏「願い」より。
七夕の願いは一つだけですか
なんとなく短冊をたくさん書いて笹にさげることはしない七夕。風習と日本人の慎ましさだろうか。
拾い見て見せて拾って桜貝
砂浜で貝殻拾いをしていて、きれいな貝を拾うことができたら一緒に来た誰かに(家族、友人、恋人などなど)見せる。動詞と名詞だけの構成でそれが分かる不思議さと上手さ。
青信号サーフボードが歩きだす
サーフボードを持った人が信号が青になって横断歩道を歩いている様子だが、俳句の特徴である、省略を使うとこのような楽しい句に。サーフボード自体が歩いているようなおかしみが出た。
気軽に簡単に作っているように見えて工夫とユーモアが光る句が多かった。
紹介文書きやすく、読者として面白かった。
以上。
続く。
最後までお読みいただきありがとうございました。 もっと面白い記事を書けるように日々頑張ります。 次回もお楽しみに!