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パタヤ・バンコク一人旅⑥

やっぱり日本食ですよね…

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なるほど。
日本だと時間にうるさい人でも、タイに来るとうるさくなくなるって聞いたことがあります。時間的なものはルーズになるっていうのは本当だったんだなと実感しました。

日本での飲み会とかは私の方が遅れていくことが多かったのですが、Nさんのステイ先のホテルからは今出てきたら10分ぐらいはこちらのホテル到着が遅れます。
まあ焦ってはいないし、おごってもらうので文句は言わないつもりです。

ホテルから歩いて5分ぐらい歩くとNさんらしき人が見えたのでゆっくり歩いて近づきま。、アロハを着た怪しい紳士のNさんが「よっ」と右手を上げ、左手は短パンのポケットに入れながら歩いてきます。
見るからに不良中年です。アロハで短パンの私が言う話でもないですけどね。

空港で買ってきた赤霧島を渡し、「お世話になります」と一言。

Nさんがいつも通っている日本料理の店に予約してくれたみたいで向かうとのことなりました。

私は、折角だからタイ料理に店とか思ったのですが、そもそもあまりタイ料理はNさん自体は好きじゃないとの事でそういうチョイスになったそうです。

店に着いて喉も乾いていたところで、「トリアエズ・ビール」の呪文を唱えます。

乾杯の後、Nさん曰く、
「本当はもう一人、一緒に日本から来たY君と来るつもりだったけど仕事が終わらないそうで、明後日におくやんが帰る前の日に来るって言ってる」とのことです。Nさんだけで十分ですよ。有難う御座います。

Y君は私も知ってる若手の社員でタイの支部で現地工場で指導に当たっています。Nさんと一緒ですが、よりソフト面でサポートらしいです。

この店「和食料理 姉御」は現地駐在の日本人がよく来るらしい店で、パタヤで当時一軒だけのの日本食料理店でした。
イメージしていた「なんちゃって和食」じゃないのがよかった。板前さんは日本人らしいです。

夜の帝王、本領発揮

会社でのこと、日本のことなどNさんが3年近くこちらにいるのでどうなっているかお話した後、川崎の夜はどうなってると聞いてくるので「ぼちぼちでんな~」と回答します。

Nさんお歳になりましたが、知り合う10年前は「夜の帝王」と言われるぐらい夜遊びばかりしていたそうです。一緒に2次会とかに行くと、川崎の呼び込みの兄ちゃんから頭を下げられているのを何度か見ました。

パタヤでも風の噂では聞いていましたが、ブイブイ言わせてるらしいです。

エンジンがかかってきたのか、「そろそろ街に繰り出すかね」と60歳を超えたおじさんが言い出します。タフです。

お手柔らかに~とついて行くと、店の前で電話し始めます。
10分後、普通にタクシーを呼んで乗り込みます。

ビーチからはちょっと離れたところですが、看板に萌え萌えのキャラが書いてあり、「日本人カラオケ」と漢字とカタカナで書いてある店に入ります。

「ここは、女の子が中にいるから気に入った子がいたらデートに誘えるんだよ」とウキウキのNさん。なんとも直接的ですが…まあいいか。

入ると、でっかいカラオケが一台あって、使ってなさそうです。まあ、画面は流れてますけどね。

「いらっしゃいませ~」と一斉に挨拶があり、四角に囲んであるソファーの3辺に20人ぐらい女の子が座っています。

一辺に私とNさんが座ると、店のママさんがNさんに近づいてきて小声で何か話しています。その後、私に「お決まりですか?」と流暢な日本語で聞いてきます。

Nさんが補足説明してくれます。「好きなこつれってっていいよ。今回は俺のおごりだ」…ありがとうございます。で,Nさんはどうすんですか?

「俺はここに残るよ」

なるほど、察しました。

さて、それなら飲みに付き合ってくれそうな子いるかな~
あ。全員が手招きしてる…じゃあ、日本語話せる子で。4人いるな。

じゃあ、白のタイトな奴着てる子で。夜のパタヤをデートすることに。

Nさんそれではまた明後日会いましょう。

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