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お笑い初期衝動
40.僕が書いた台本を渡す
ドルバッキーとして初めてネタ見せで披露したコント、どうも評判は芳しくなかったようだ。
そのコントは相方・川田が書いた台本をベースにしたものだったのだが。
次は、僕が書いた台本ベースで漫才をやることにした。
僕が書いた漫才台本を、川田に渡す。
川田は台本を見た瞬間、僕にこう言った。
「まず、行間は空けて書かないといけない」
お芝居の脚本を何度も書いた経験があるという川田である。
「行間空けずにびっしりセリフを書いたら、読みにくい。そんな常識も知らないのか。」ってな具合だ。
今思えば確かにそうなのだが。
ネタ合わせ前にいきなり上から目線で言われ、嫌な気持ちでネタ合わせを始めなきゃいけないなぁと思った。
ま、しょうがない。
気を取り直して、ネタ合わせだ。
41.ボケとツッコミ
僕はどちらかというとボケの方が向いてるような気がしたので、僕がボケ、川田がツッコミ役で漫才を合わせてみた。
あれ、、こりゃ無理だな。。
ネタ合わせを始めてすぐ、僕は絶望的な気持ちになった。
川田のツッコミは、ちょっと信じがたいレベルで下手だったのだ。
下手さ加減を文字で説明するのは、難しいところだが。
例えば、「なんでやねん💢」と怒り気味ニュアンスでつっこんでほしいところでも、川田は全てニコニコ顔で「なんでやね~ん」とやっちゃうのだ。
「もうちょっと、こんな感じでできない?」と勿論言ってはみたが。それは時間の無駄だとすぐ気づいた。
川田には大変失礼な言い方だが。さすがに、小学生に微分積分を教えるのは無理というものだ。
結果、役をチェンジ。
僕がツッコミをやり、川田にはボケをやってもらうことにした。
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