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Webマーケティングは独学できる?「わかる」と「できる」の壁は大きい

Webマーケティングは独学で習得できるのか?

こんにちは。デジプロ代表の奥です。
今日は「Webマーケティングは独学できるのか」をテーマにお伝えします。

僕はこの問いに対して、「実践でPDCAを回せる環境がなければ、独学は難しい」と考えています。

僕が独学では難しいと考える理由は、大きく3つの壁があるからです。

独学1つ目壁:学ぶポイントがわからない

この壁は、「Webマーケティングの全体像を理解するのが難しい」ともいえます。
Webマーケティングを構成する要素を大まかに描くと、このようになります

上記のように、Webマーケティングには多くの選択肢がある。どれか一つを選ぶのであれば、独学も可能でしょう。ブログ運用を独学で続けて、成果を出している方もいますが、それは数ある選択肢の1つでしかありません。
その方法よりも効率的なやり方があるかもしれない。また、1つの方法だけで集客していると、途中で行き詰まることも多くあります。実際にデジプロには、ある方法を独学でやっていたけれど伸び悩んでしまったという理由で受講する人がたくさんきます。

Webマーケティングは、サービスや商品によって、お客さんに適した手段を見極め、施策を行い、効果の検証と改善を繰り返すことが重要です。

じゃあ、各選択肢を一通り学べばいいんだねと思いますよね。
その通りなんですが、ここでまた難しいのが、「Webマーケティングの情報は、常にアップデートされている」ということです。数カ月前に紹介された広告の入稿方法も、すでに、一部仕様変更になっていることは珍しくありません。

学んだ知識と、最新の情報の食い違いが起こりやすい。
では、どうやって情報の正しさを判断すればいいのか。

これが、2つめの壁になります。

独学2つ目の壁:情報が正しいか、判断できない

Web業界は、情報の流れが速く、量も多い。僕もWeb業界で働き始めて、自分なりの情報チェックの方法を確立するまでは、けっこう手間取っていました。

変更を周知する媒体もあれば、いつの間にか変更されていることもあります。Web業界に関わっているから気づけることも、少なからずあるのが現実です。

広告の出稿ルールや、表示ルールの細かな変更が、成果に影響を与えることがあります。

もし、アップデートされる前の情報で学んでいたら? 仕様の変更に気づかず、広告を出し続けていたら? 最新の情報で学べていると、どうやって確認したらいいのでしょうか。
不安を煽りたいわけではないのですが、そうしたことが起こりうるのです。

そして、アップデートされた内容を押さえておけば、必ず成果に結びつくとも限りません。
まずは、変更された内容を実践して、以前の成果と比較してみて、結果がいまいちであれば他の施策を検討する必要があります。

Webマーケティングに関する情報の中で、どれが成果に繋がる重要なものなのか、最初は判断する基準が僕にもありませんでした。情報の取捨選択が正しくできる力や判断軸は、広告運用を続けて身についていきました。

必要な情報をキャッチアップし、正しい知識を学ぶコツは、実践を積むからこそ得られます。

独学3つ目の壁:知識を実践していく恐怖心

知識を持っているだけでは、売上は上がりません。実践と結びついてこその、知識です。

例えば、Google広告を出稿する際に使用する「管理画面」。
「Google広告 管理画面 操作方法」と検索すると、丁寧な解説がいくつもヒットします。手順に沿っていけば、広告の出稿までたどりつけるでしょう。

ところが、いざ自分で予算を持って広告運用を始めようとすると、「失敗したら……」という恐怖心から、スタートできない人もいます。

どうやって、恐怖心をなくしていくのか。
僕は、実践を重ねていくしかないと思っています。

Web広告は少額の予算でも出稿できます。出稿して成果を見て、分析をして施策を考える。その繰り返しが、恐怖心を消していくのだと思います。

そして、「自分の分析は正しいのか」といった不安も、解消しておくほうがいいです。
Webマーケティングは、あらゆるケースで分析して検証をしていくことに価値があります。分析が上手くできないと、成果も伸ばせません。

「自分の分析は正しい」と判断するために必要なことはなんでしょうか?

結果を出している人に、見てもらうこと。
それが、一番の近道になります。

Webマーケティングの知識は、「見るだけ」「聴くだけ」では、こぼれ落ちてしまうものがあります。Googleの管理画面の操作方法にも、実は見落としがちな設定箇所がありますが、独学では気づきにくいものです。
でも、その「ちょっと」が、大きな差を生みます。

何でもネットで「わかる」時代ですが、実際に広告運用が「できる」ようになるには「教えてもらう」ことがけっこう大事だなと実感しています。

デジプロで学ぶという選択

僕は、Webマーケティングの知識、特に今はWeb広告の運用スキルは、汎用性が高く、多くの人の武器になるツールだと思っています。

僕自身、広告運用のスキルがあったから、起業した後も生きてこれました。

売上が上がらずに悩んでる人も、なにか生きるスキルを身につけたいと思っている人も、「とりあえずデジプロにきたらいい。そしたらどうにかなる」と言えるようなプログラムを作った自信があります。

現役Webマーケターが講師をしているのも、ただ知識を得るだけの場所にしたくなかったからです。

デジプロの講師は、目的達成に必要な学びを適切にサポートしてくれます。そのサポートは、学びと目的を一気通貫で繋げてくるので、受講生が得る結果は、とても大きくなっています。

今回のテーマを考えていたら「Webマーケティングって、車の運転に近いんかもしれへんなぁ」と思いました。次回お話ししていきたいと思います。

最近のHagakure

最近新しいメンバーが加わりました。
基本的にリモートワークの弊社ですが、出社も可能です。
僕はオフィスが落ち着くので、毎日出社します。
新メンバーも、出社を楽しんでくれているようで嬉しいです。

瞑想しているとなぜか撮影されてしまいます。


【プロフィール】

奥 雄太(おく ゆうた)
兵庫県尼崎市出身。メーカー勤務を経てGMO NIKKO株式会社へ入社。インターネット広告事業に従事し、中小企業からナショナルクライアントまで企業規模に関わらず幅広く支援。年間20億円以上のWeb広告運用の実績を持つ。2019年に株式会社Hagakureを設立。デジタル広告のプロを育てる学習サービス『デジプロ』の代表および講師を務める。
趣味:読書
座右の銘:自分に、相手に、社会に誠実
好きな食べ物:魚

【デジプロ】
未経験からでも現場で使える実践的なスキルを習得できるWeb広告専門のオンラインスクール・サービス。
Webマーケティングスクール受講者数NO.1(調査機関:日本マーケティングリサーチ/対象期間:2021年9月時点の累計受講者数/調査対象 主要企業5社)

編集協力/コルクラボギルド(構成・栗原京子、編集・頼母木俊輔



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