え!生きづらくない人生ってあるんだ!
「神さまは不公平だ。あの子は明るくて可愛くて友だちがたくさんいるのに私は・・・」
なんて小さい頃からずっと拗ねていた。みんなと同じようになれないことが悲しくもあり苛立つ原因でもあった。
何より私がみんなと違うのは「生きづらい」ということだった。「楽しい」より「辛い、苦しい」という気持ちが大きかった子供時代。みんなが楽しみにしている幼稚園や学校や様々なイベントは私には苦痛でしかなかった。
世の中「生きづらい」のがデフォルトで、みんなは「強い人間」だからそれを乗り越えて楽しく生きていける。生きづらさを克服できない私は弱いダメ人間…。生きづらさの原因は私自身にある。
そう思うと、自分を責める以外に方法はなかった。
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「1冊の本に出会って人生変わりました」という話を聞くことがある。
そんな奇跡が自分の身にも起こるなんて思ってもみなかったけれど、3年前「生きづらさ」について書かれた本に出会い、HSPについて知った時から私の人生は大きく変わっていった。
生きづらくない人っているんだ!生きづらくない人生がこの世に存在するなんてオドロキ!
これがHSPを知ったときの正直な気持ちだった。「自分がHSPだと知り、自分の生きづらさの原因が分かったことで、自分の生きづらさに対する対策が立てられるようになりました」なんて格好つけて言ってた時期もあったけど本音は上記。すごくシンプルな驚きだった。
拗ねてひねくれて悲しさをこじらせた面倒くさい私は、長らく自分の周りに透明な壁を築いて生きてきた。そろそろそれは必要ないんじゃない?
生きづらさが消えたわけではないけれど、自分を取り巻く世界は思っていたより安全だ。さらば壁よ。今まで守ってくれてありがとう。私は強くはないけれど、この世界できっとこれからも生きのびていける。
あなたのお気持ちとコーヒー1杯で半日がんばれます! 私にエッセイを書き続けていくエネルギーをください!