エナジードリンク的な思考

考え方のクセの話。完璧主義がなぜ弊害になるかの一例です。

よく友人から理想が高いと言われていました。

自分ではそうでもないと思っていましたが、最近そうかもしれないと思い始めたお話です。

元々上昇志向の強いタイプでしたが、ここ4,5年は新しい事に挑戦する事に少々億劫でした。むしろプライベートの方は全く新しいことに手をつけられていなかったので億劫とは呼べないレベルかもしれません。それでも、お仕事の方が数年で環境がガラッと変わることが多かったので、そちらに対応してエネルギー切れを起こしてるからだと思っていました。ですが、コロナ自粛で自分を見直す時間ができて、実は思った以上にエネルギー欠乏していてお仕事の方にも影響を与えていることに最近気が付きました。

いろいろな要因が複雑に絡み合って一概には言えませんが、今回気づいたことを紹介します。

結論からいうと、無意識にその日の仕事の予定を理論値で考えてしまうクセが問題でした。理論値というのはこの作業は1時間でやっつけて、次にこれを1時間でやって…と自分のHPを全く考えずに予定を組み立てることです。

ダメになっていく流れとしては…

①無意識に理論値で予定を立てるもんだからやってるうちに疲れてしまう

②疲れて仕事をこなせない自分をなんでできないかのか責めてしまう。  +できないことで周りから何と言われるか気にしておびえてしまう。

③頑張ろうとしても疲れているので効率が捗らす時間ばかり過ぎていく

④できない状態が続くと、だんだん焦りが出てくる

⑤仕事終わっても仕事のことばかり考えて休みが休みにならない…

⑥疲れた状態で①を迎える。(更に理論値の精度は上がるおまけつき)

…と、きれいな負のスパイラルに陥っていました。

特に自分を責める+焦りを感じると遅れを取り戻さなきゃ!補正がかかってとんでもないことになります。

あまりにも疲れるとだんだんと無気力状態になってきたり、気だるさを感じるのは自明でしょう。更に行き過ぎてしまうと、鬱と呼ばれる状態です。

自分が新しいことに挑戦できなくなっていたのはこの無気力状態が慢性化していることに気づいたからです。疲れている状態で頑張っても意味がない。という当たり前のことに気づけなくなっていました。

正確には、会社でも怒られ続けているのに家に帰っても更に自分で自分を責めるのは自分がかわいそうと先に気づきました。言葉にするとどうして気づかないのか不思議に思いますが、責任感が強いタイプは自分に非があると自責する傾向があるので案外気づきにくいものです。

そこからまだ何かあるなと思い、見つめ直したところ、疲れている状態で仕事しても大した成果が出ないのは当たり前じゃんということに気づいた次第です。

自分は疲れているけど、周りが頑張っているから頑張ろうという気持ちはよく美談のように言われますが、実際はエナジードリンクのようなものです。一時的にはいいけど、それに頼っちゃ元も子もないですよ。

…案外このことに気づいてない人多いかもしれませんね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?