ベートーヴェンの正しい発音はべートーフンなのだ
ベートーベンは何人なのか?
という質問について、すぐにドイツ人だと答えられる人は多いだろう
しかし、本当にドイツ人なのだろうか?
ベートベンは、1770年ドイツのボンに生まれた
というのが一般的なプロフィールだと思うが、1770年当時は我々が思っているドイツという国は存在していない
当時のボンはプロイセン王国にあり、さらに大司教が治める自治都市であった(たぶん)
ベートーベンの死後、ドイツ帝国が誕生するわけだけれど、僕らが思っているドイツになるまでの道のりは長い
ちなみに、現在のドイツの正式名称は「ドイツ連邦共和国」だ
全くもってヨーロッパの歴史はややこしい
つまり、ベートーベンのアイデンティティはドイツ人ではないのではないか?ということだ
ベートーベンはドイツ人だから、、
ドイツ人はこういう気質だから、、
すなわち、ああいう音楽になるわけだよね
的な話は、全くもって偏見でしかない
(学生時代、こういうことをいう先輩や先生が多かった)
結果として今のドイツにつながるのだから、ドイツ人と言って過言ではないといえなくもないけど
クラシック界の神とも言えるベートーベン
そんなベートーベンをもっと身近に感じたいと思った
もちろん、それなりには知っているつもりだが
要するにちゃんと興味を持ったということなのだ
音楽そのものではなく
ベートベンという人格について知りたいと思った
これまでに多くの人が研究されているので、調べるには参考資料はたくさんある
「耳が聞こえなくて気難しい作曲家」というイメージではなくて
自分なりに、どういう人物だったのか
どのように音楽制作に至ったのか
そういったところを納得できるところまで調べてみようと思う
本来は学生時代にやっておくべきことだったわけだが
通過儀礼的に習う程度で今更興味が出たんだからしかたがない
勉強したくなった時に勉強する
それで良いのだ
そして、今この年になったからこそわかることもあるだろう
そんな気持ちで、ここ最近はベートーベンを追っている
もはや、毎日ベートーベンのことしか考えていないと言っても過言ではない
ちなみに、ベートーベンを正しく発音すると
「ベートーフン」にしか聞こえない
なんだか急に威厳がないじゃないか
と思うのは僕だけだろうか?
歴史上の人物は、後世に名前が残っているのだから
確かに偉人だ
しかし、あまりにも大げさに神格化していることも事実
ベートーベンもあまりに神格されていて変人であることすら天才の称号のように語られるが、僕らと同じように幼少期があり音楽の勉強に勤しんだ時期があるわけで、そういった普通の人としてのベートベンを知ることでもっと身近に感じたいのだ
そんなこんなで自分とベートーベンの距離を縮めていきたいと思う
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