大事なことはツールのクオリティではない
なんとなく違和感がわかってきた
わざわざブログ記事にするようなことでもないけど書き留めておくことにする
僕はいわゆる打ち込み系のシーケンスソフトを使うけれど、プラグインと呼ばれるソフトの類は入れない
エフェクター系は入れてるものもあるけど、あまり興味がない
打ち込みでポイントとなるのはドラムだったりするのだが、これもかなり良いものが出ている
ドラムの音が打ち込みの中で一番音質とテクニックを要すると思っている
個人的には
コンピュータの発達は音楽に大きな影響を与えた
人間にはできないことや実現成し得なかった音楽表現が可能となった
初音ミクのようなボカロまで登場し、まぁ、大体のことはパソコン一つでできる
と、僕の違和感はここにあった
プロアマ問わず成熟しきった音楽業界では、パソコン一つでどれだけ生演奏のようなリアルな音源を作れるかというところに意識が向く
まぁ、プロはプロなんだから置いといて
シンセサイザーやサンプリングはそれまでになかった音楽表現を行う手段として音楽の発展に貢献してきた
(と、個人的には思っている)
しかし、今はびこる多くの音楽はどうもそうではないらしい
もちろん、これは一面にしか過ぎない
ただ、日本においてはこれが目立つ気がする
結局のところ、普通のJ-Popがしたいけど一人じゃできない
でも、パソコンあればできんじゃん!ってことなのだろう
その需要はあっていい
音楽以外でも新しい表現が生まれ
ARやVRが登場し、5Gの時代にはもっとテクノロジーは進んでいく
音楽業界もそれに合わせた制作も方法の試みが行われているのも知っている
しかし、ただ現実と仮想現実の境界をぼかしてリアルさを求めるのではなくて、だからこそできる表現を進めてほしい
そう思うのだ
しかし、人間の耳はあくまで二つであり、音楽イヤフォンで聴かれるという現実とも向かい合わなければならない
バイノーラルという言葉が少しずつ認知され始め、ASMRのようなものも広まっていっている。まだまだもっと可能性はあるはず。
せっかくテクノロジーが進化し続けているのだから今までの音楽をトレースするのではなくて、だからこそできる新しい表現を模索したい
そして何より、ツールに振り回されるのではなくツールを使える人でありたい
勝手に思って勝手にやれば言いわけだけど
はい、勝手にやります
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