がブリおろしわさび定食 2024.7.1
これ湿度120パーセントじゃないでしょうか。あり得ない数字なのは分かっていても、そんな気分になってしまう雨の月曜日。
雨なのか汗なのか飽和水蒸気なのか分からんけどとにかくしっとり濡れて歩いています。そんな不快極まる朝は……。
やはりコーヒー屋さんのカフェオレはひと味もふた味も深いです。ミルクの中で、ローストされた豆の苦味が独立しています。その苦味たるや、ナポレオン・ボナパルトあるいはジャンヌ・ダルクみたいな、凛としたイメージです。キリッとしています。
そんなカフェオレを飲みながら、しばらくぼけっとしていました。現状、カフェでコーヒーを飲む時だけ、無心になり安らげる気がします。家だとなんやかんやとやることがあったり、YouTubeやらU-NEXTやらで時間を潰してしまうのです。ただ目の前のカフェオレと向き合い、ひとくち、ひとくち。上唇の上に白いおヒゲが出来ても、あとで拭き取ればよいのです。
なんだか有意義な時間を過ごし、さて今週もいきまっしょい。
◇ ◇ ◇ ◇
おひるですはらがへりました。
しょうてんがいをあるきますフラフラ。ぐうぅぅ。
おっ、唐揚げかぁ……。ぐぅぅ。ぐうぅぅぅ(しつこい)。
キムチ、ねぎ塩、タルタル……。どれも美味そうです。記事タイトルで選択したものがバレてるとしても、この時点では迷っていたのでござるよ。
そうやっぱり唐揚げといえばコレ!
大根おろし、わさびが混ぜ混ぜされており、からあげが一つ増えたのかと思うくらいドドンと乗せられています。そこへさらに鰹節がいっぱい。これはもう、和風唐揚げ(?)といってよいでしょう。
漬物で戦闘態勢を整え、さぁ行こうナポレオン! という気持ちでがブリ。そういえばガブリじゃなくて、がブリだったんだよなぁ。
……うまいッ!! 余計なこと考えてる場合じゃないっ!
鰹節の風味に、おろしのほのかな甘さと辛みと酸味、わさびのツンとくる辛味。それを纏った唐揚げの旨味と塩味。味蕾をフル活用して攻めて来るヤツラに対し、こちらは防戦一方です。これらの組み合わせは強すぎます。
ちょっとみそ汁を啜って休憩しましょう。このままでは僕の中のナポレオンが本懐を遂げて散ってしまいます。ジャンヌはどこ行った?
唐揚げ4個でも、一つ一つかなり大きいため、同時にかき込むご飯の調整が難しい。ご飯がなくなるとまるで唐揚げをデザートの如く食べることになるし、余り過ぎてもわびしい気分になるでしょう。何事もバランスが肝心なのです。人生や生活リズムと同じですね。僕のはどちらも崩壊気味ですが。
それはさておき、止まらない食欲という名の戦士たちにより、唐揚げとの最終決戦が行われようとしています。最後の1個になりました。ご飯はあとふたくち分しかありません。
唐揚げをバクッ。半分ほどを噛みちぎり、ジョワッとはみ出る油と脂を受け止めていきます。これが旨味というやつで、ここに塩味、酸味、甘味、辛味が付け足されているものだから美味いに決まってんです。最高です。
それでご飯もパクリ。あとひとくち分。最後の半個、いきますバクッ。ご飯もパクッ。……ああ、終わってしまった……。
みそ汁を飲み干し、氷で冷やされた水をグビッとし、ごちそうさまでした。
唐揚げ4個は「並」のはず。並だけど並みじゃない量。
お腹を摩ってひと歩き。明日は何を食べやしょうかねぃ。