就活に関するお話②〜インターン、合説について〜

就活に関するお話①では就活の軸としてどんな業界、業種が向いているのかを見つける方法について書きました。まだ読んでいない方はこちらからどうぞ

https://note.mu/okumunote/n/n8865c55c5433

②ではインターンや合同説明会について意味があるのか否か、どんなことが期待できるのかについて書きたいと思います。

1.結論

先に結論を述べてしまいます。ずばり合説やインターンは……


意味がある!!

 もちろんその人の状況に応じてどのくらい意味があるかは変わってきますがどれも行く意味というものはあると思います。それでは、一つずつどんな事が望めるのか、メリットデメリットを書いていきます!


2,合同説明会

大学が独自にやるもの、マイナビなどの就活支援企業が企画するものなど、複数の企業が同じ会場で一斉に企業説明を行う説明会のことです。今の時期だと業界研究、インターン説明会。3月過ぎると本選考の説明会、と中身も少しずつ変わってきます。では、合同説明会が役立つポイント、メリットをご紹介します!

(1)合説のメリット

1,短時間で効率的に企業情報を得られる

当たり前ですが1つの会場に多くの企業が来ているわけですから、そこでブースを移動して話を聞くだけでいくつもの会社の情報を得ることが出来ます。それも要約されて分かりやすいですし、質問があればその場で質問することが出来ます。正しく新鮮で分かりやすい情報を効率的に得られるのは一番の魅力と言えるでしょう。

2,就活の空気を感じられる

これは既にインターンに行った人には意味ありませんが、家で情報収集したり筆記対策したり自己分析してても自分で行っているため就活の空気感って分からないものです。それを知る手っ取り早い機会に合説は使えるでしょう。同じ就活生、会社の人事担当と会うという機会は早めに数をこなした方が良いと思います。もちろん個別の説明会や面接と合説は全然違いますが、行ってないよりかは全然ましです。

3,企業や業界のイメージが変わる

合説では色んな業種の会社が来ます。自分の志望業界ではない会社、興味は少しだけあるが詳しく調べたことのない会社も来ています。そんな会社の説明を聞くとイメージが変わり興味を持ち、志望業界に変わるかもしれません。例えば家具の販売をしているニトリ。表面だけ見れば店舗販売を行う接客業のように思えるかもしれません。しかし、ニトリは販売だけではなく製造や流通まで全てのフェーズを自社で行っている会社です。私たちが知っている企業についても私たち消費者の見えないところで行っている業務についてはあまり知らないものです。このような新たな発見は自分1人では中々できません。これも合説のメリットでしょう。


(2)合説のデメリット

1,得られる情報はネットで出るレベル

合説の時間は30~40分であることが多いです。この時間で説明してくれるのは会社の歴史、今の主力事業、福利厚生や働き方などホームページに出ていることばかりです。自分が興味ある会社であればわざわざ合説に行かなくてもそれくらいは調べているものでしょう。そうすると新しい情報を得ることはあまり期待できないです。

2,合説はほとんど選考と関係ない

個別説明会ならまだしも合説に関しては企業の方も色んな学生が来るので企業側もわざわざ覚えてません。プラスに働くことはほとんどないです。なんならそのときの態度が悪ければ悪印象だけ残る可能性もあります。悪い方が人間覚えているものです。なので、その日異常なまでに眠いとかで説明中にうとうとしてしまうなら行かない方がましかもしれません。


(3)こんな人が合説にオススメ

これらのメリットデメリットをまとめるとこんな人にオススメです。

1,志望業界や企業がまだ固まりきってない人

2,就活を全然始めていない人

3,自力で業界研究をする自信がない人

私はコンサル業界という志望業界がはっきりしていましたし、合説にあんまりコンサルは来ないんですがコンサル以外の業種も見ておこうという意味合いで合説には行きました。面白かったですし実際いくつかエントリーもしました。なのでこれに当てはまってない人も一度は行くと良いと思います。


3,1dayインターン

インターンも1dayインターンと複数日(選考がある様なもの)で違いがあるので分けて話していきたいと思います。まずは1dayインターンです。1dayインターンは合同説明会より一歩進み、より業界や企業について踏み込んだ話が合ったり業務の一部を模したボードゲームを行ったり、先輩社員との座談会が行われることが多いです。この1dayインターンのメリットはこちらです。

(1)1dayインターンのメリット

1,手軽に企業の業務や中身、社員の生の声を聞ける

たった1日とはいえされど1日。企業の業務や社会人の生の声を聞く機会としては十分だと思います。ボードゲームも結構考えられているので楽しいですし、調べてるだけでは得られない業務の感覚は分かると思います。社員さんとの座談会でもなぜこの会社に入ったのか、他にはどんな企業を受けたのかなど他の人の就活話を聞くことで自分に生かせることは多くあります。

2,選考がないものが多く、気軽に行ける

これは企業にもよりますがマイナビ、リクナビ経由で先着のものや「このインターンに期待すること」を200字書く程度でいいインターンが非常に多いです。なので今志望してる業界ではないけどこの会社には興味があるといったものや、暇だからという気持ちでも行けるくらい気軽なものです。行かない手はないでしょう!

3,他校の就活生と接する機会が得られる

インターンではグループで何かをやるというものも多いので普段接することのない他校の学生と話す機会を得ることが出来ます。優秀な人と接することで自分の就活のモチベーションに繋がることもあります。また、1dayだとその業界への志望度が高くない人も多いので他業界の話を聞くことも出来るかもしれません。就活における自分のライバルを知るというのは大事なことですし、インターンはそういった場として活用することもできます。

4,早期選考や説明会の案内が来る(こともある)

これも企業によりけりですが早めの説明会の案内などがメールで来たりします。それに参加すれば全ての選考過程が少し早くなる、もしくはその企業の採用スケジュールを早めに知ることが出来ます。3月になると企業は一斉に情報を開示し、就活生はES提出などで忙しくなります。その前に選考受けたり情報を入れておくのは本格化してから楽になるので良い点といえます。

5,そもそも1dayのインターンしかやってないところもある

これはメリットでも何でもないですが、インターンをやっている全ての企業が複数日のインターンを行っているわけではありません。1dayしかないところもあります。そのような企業ではこの後書くデメリットがあろうが参加した方が良いかと思います。また、とある1dayに参加すると次の1dayの参加権が与えられて、それに参加するとまた次のというように段階別に分けてインターンを行う企業もあります。しっかり調べて参加するようにしましょう。


(2)1dayインターンのデメリット

1,ほとんどの場合、選考に関係ない

こちらも合説と同じように選考に関係することはあまりないように思います。ただ、関係ないというのは選考免除がある訳ではないという意味です。インターンに参加してない人より参加している人の方が会社の事を理解していますし、入社後にやりたいことのイメージも付いているでしょう。そういう意味では行ってない人より面接などでより説得力のある話が出来るとは思います。

2,時々めちゃめちゃつまらないものがある

くだらない話ではありますが、1dayインターンの質は企業により様々です。時々、話をただ聞くだけでその話もつまらないという悲しいインターンもあります。時間の無駄という言い方は酷ですが、授業をサボってまで、休日を潰してまで行く価値のないものもあるので気をつけましょう。


(3)1dayインターンはこんな人にオススメ!

これらを踏まえてこんな人は是非とも1dayインターンに行って欲しいです!

1,インターンに行ったことない人

2,面倒くさがりな人

3,暇な人

4,一番ではないけど少し興味ある企業や業界がある人

では最後は複数日のインターンについてです!


4,複数日インターン

ここでいう複数日というのは2日も含めてちゃんとした選考(ES、テスト、面接など)があるものを指しています。1dayと違い実際の業務と同じような仕事を体験することが多いです。ワークの後のフィードバックも密度が濃い印象です。このインターンのメリットはこちらです。

(1)複数日インターンのメリット

1,本選考で有利になる、早期内定を得られる

複数日インターンの最大のメリットとも言えるのではないでしょうか。ただ、有利というのも企業によって幅はあります。1次選考免除などの序盤の選考免除、インターン生のみの特別選考ルート、インターンを見て企業が気に入った学生のみに特別選考の連絡をするものなど様々です。なのでインターンに行った=内定獲得という甘い世界ではないことは理解する必要があります。しかし、たとえ早期ルートがなかったり企業側から連絡がなくとも本選考は受けられますし、1dayと同じで説得力のある話が出来ます。また、就職が本格化した3月以降においては本選考で初めて行く会社ばかりだと不安が大きくなってしまいます。選考を通ってインターンに行った企業があるだけでも心の支えになってくれます。

2,就活意欲の高い学生と仲良くなれる

やはり多少はめんどくさい選考を通ってやってくる学生ですから就活意欲は高い人が多いです。また、自らと同じ業界や企業を志望している事も多いので情報共有することもできます。人間は良くも悪くも周りに影響される生き物ですから良い影響を与えてくれる人との出会いは大切です。また、複数日一緒にワークなどをこなすので一過性の出会いではなくその後も飲みに行くような関係性が出来やすいものです。これは一緒にワークを行ったメンバーにもよるので保証は出来ませんが、仲良くなったら積極的に飲みに誘うのもいいと思います。

3,自分の自信に繋がる

上でも少し言いましたが選考を勝ち抜いてインターンに参加しているわけです。就活が本格化する前に選考を受けてそれに通る経験は大きな自信に繋がります。私は某総合研究所のインターンに参加しましたが倍率もそこそこのようですし何より共にインターンに参加したメンバーが東大、京大、東工大、阪大など超名門大学ばかり。院生も多く名古屋大学の学部生という肩書きで参加できているのが信じられないレベルでした。そんなインターンに参加できたという自信はその後の就活でも大きく役立ちました。ちょっとやそっとお祈りメールが続いたくらいではへこたれないメンタルが出来たのが大きかったなと思います。就活本番のために成功体験は大切ですのでその為にも複数日インターンにチャレンジすべきだと思います。

(2)複数日インターンのデメリット

1,選考が面倒

元も子も無い話ですが多少煩わしい選考があります。企業にもよりますがESが本格的になりSPIなどのテストがあったり面接があったりします。どのみち本選考になればやらなければならないことなので早めに慣れておくのにこしたことはありませんが、大変ではあります。

2,授業と日程がかぶる

夏休みはいいんですが秋冬のインターンだと授業とかぶる日が多くなってしまいます。まだまだ授業が残ってる、単位が危ういという人は授業を優先した方が身のためかと思います。4年生になって授業が残ってるのは結構しんどうです(体験談)


(3)複数日インターンはこんな人にオススメ!

これらを踏まえてこんな人は是非複数日インターンに挑戦してほしいです!

1,早く内定が欲しい人

2,意識高く満足できる就活をしたい人

3,単位回収が順調な人

2月くらいまではこのようなインターンやっていますので是非とも調べて応募してみてください!


5,まとめ

今回は合同説明会、1dayインターン、複数日インターンの3種類について解説していきました。いかがでしたでしょうか。まだこういった就活イベントに参加したことがなければ是非一度参加してください。また、これも私が参加した経験が情報ソースですので業界や会社によっては私の書いたことと異なる点があると思います。参考の1つとしていただけると幸いです。

次回のテーマはテストとはなんぞやということについて取り上げたいと思います。もしこんなテーマ取り扱って欲しい等ありましたらコメントお待ちしております。



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