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『ジモットワーカー事業』大熊町での3年間の活動を振り返る

ジモットワーカー事業とは

大熊町では、町民の方々や、年齢や境遇にかかわらず、得意を活かして活躍できる環境を作るため、福祉を通じた仕事づくり事業として『ジモットワーカー事業』を2021年から実施しました。

『大熊町とかかわる仕事がしたい』『地元に戻りたい』『自分たちの町をみんなで創っていきたい』といた、想いはあるけれども、何をしたらよいかわからない、という方々に向けて、研修や面談を重ね、就労や町の活動参加のサポートを行ってきました。

動画で振り返る3年間の活動

ジモットワーカー事業を進める中で起きた変化について

大熊町民に向けた施策だった『ジモットワーカー事業』ですが、活動を通して、町民以外の方からも声をかけられるようになりました。

  • 大熊町に移住をしたいのですがどうすればよいでしょうか?

  • 復興支援に携わりたくて、何かお手伝いできることはないですか?

  • 在宅でお仕事をしたいと思ってて、何かお仕事ありませんか?

こういった『事情があり在宅でしか働けない人』『復興の一助を担いたい想いのある人』といった人たちと手を取り合うことにより、雇用機会の拡大や、地方の人手不足解消など、社会課題解決の糸口が見えるのではないかと考え、自主事業として、大熊町民の方以外にも、ジモットワーカー事業を拡大して行ってきました。

▶自主事業も含んだ事業全体の実績資料

自主事業も含む、ジモットワーカー事業3年間の活動報告書はこちらからダウンロードできます。

活動を通して見えた『就労の先輩』の大切さ

活動を通して得られた収穫の一つが、多くの人が『同じような境遇の人はどういう就労をしているか』という先輩の事例を知りたいと思っていることでした。
アンケートや面談の中でも、仲間のお仕事内容を聞くことができたことが参考になった、一歩踏み出す勇気となった、という声が圧倒的に多くありました。

そこで、事業の終了にあたり、今までジモットワーカーがサポートをしてきた大熊町に帰還したいと思っている方だけでなく、

  • 在宅で働きたい

  • 育休からの社会復帰で悩んでいる

  • ご自身の疾患や障害で就労に不安がある

  • 大熊町(その他地方)に移住をしたい

  • 復興に携わる方法を知りたい

といった想いのある方の参考になるよう、ジモットワーカーの方々の活動の歩みをここに残します。

一般的に就労弱者と言われる方々が、どのようにキャリアの棚卸をして、今働いているのかを知ることで、働くことの意味も見直す良いきっかけになるかもしれません。



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