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私が日本語教師になったきっかけ2  ~とある実習生の一言~

いざ、外国の方達と接してみるとまぁ、みんな気さくで陽気でした。その時一緒に働いていたのは中国、タイ、フィリピンの面々。
また、技能実習生と日本人従業員という関係性からというのもあるでしょうが、総じて礼儀正しかったのも覚えています。
ただ、やはり日本語でのコミュニケーションはスムーズにできるのかというとそんな事はなく、お決まりのやりとりかジェスチャーでのやりとりが主なコミュニケーションでした。

分からない方のために説明すると技能実習生は一般的に3年で終了して帰国します。(実習生3号や特定技能というのもありますが)

当時の会社にも入国して3年目、帰国寸前の外国の方がいました。
その子が発した「はさみを貸してもいいですか?」
この一言こそ私が日本語教師をめざすきっかけになったのです。

つづく

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