新しい筆と墨で、これからも楽しもう

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ぶらりと事務雑貨屋さんに立ち寄る。いろいろな文房具が並んでいる。そんな中で見つけた筆のコーナー。たくさんの筆や墨が置いてある。それらを眺めながら、文字をきれいに書きたくて、ゼミの仲間といっしょに練習に励んだ日々を思い出す。もう10年も前のことだ。その時に教えてもらったことを社会人になっても続けた。当時は「30分」と決めて書いていた。そして、練習をすればするほど黒板の文字が変化していった。それは、連絡帳の文字、朱書きの文字など、いろいろなところで感じることができた。

そんなことを思い出し、「よしっ！」と、筆と墨を購入。筆はあかしやの「写経筆」。墨は金墨汁。練習を再開することに決めたのだ。

帰宅後、当時使っていた道具を引っ張り出す。平成23年６月が最後だったようだ。１０年ぶりの練習。当時よりも筆が思い通りに動く。それが気持ち良かったのだが、半紙を持ち上げてびっくり。ま、汚いこと。思い込みだったようだ。しかし、「楽しい」という気持ちは本当だ。新しい筆と墨で、これからも楽しもうと思う。