音楽:「ブルーノ・マーズ」の何がスゴいのか?~ポスト「マイケル・ジャクソン」の期待に応える大活躍

※黒人、白人と肌の色で区別した表現を行ってしまうかもしれませんが、文章を書くに当たり「便宜上」使っているだけで、差別的意識は無いことをご承知おきいただきたく思います

度々、投稿させていただいている「何がスゴいのですか」シリーズです。

ブルーノ・マーズはアメリカ人ですし、アメリカ市場でも現在進行形で大人気かつ実績もあるアーティストなので、以前のように、アメリカの最も権威ある音楽賞とされる「グラミー賞」を引き合いに出しても、十分以上にそのスゴさを書けるのですが(実際に、グラミー賞の受賞回数などでギネス記録を持っている(た?))、そんな賞なんかよりも、もっとスゴい点がいっぱいあるので、グラミーについてはそれほど触れずに、アプローチしてみようと思います。

ブルーノ・マーズはアメリカ・ハワイ州出身(ココ重要!)の男性シンガーソングライター&音楽プロデューサー&ダンサー&マルチ楽器奏者(一番得意なのはドラムス)(この肩書きの多さも重要!)です。

おそらく、現役としては最も人気のある(そして売れている)ミュージシャンの一人と言えると思います。
まず、彼のFNL(アメリカン・フットボール)のハーフタイムショウでのパフォーマンスを見ていただければ、身も蓋もないのですが、そのスゴさを「感覚的に」分かっていただけると思います。
※アメフトはアメリカの国技ともいえるスポーツで実は野球(ベースボール)やバスケと比べても格段の人気があり、このハーフショウに出演できるのはミュージシャンとして「一流」と認められた証ともいえ、誉れ高いことです!

●ブルーノ・マーズ - FNLハーフタイムショウ(2014):https://youtu.be/Jn2KGdPOzZ4

※レッド・ホッド・チリ・ペッパーズとコラボしてます


●ブルーノ・マーズ - FNLハーフタイムショウ(2016):https://youtu.be/c9cUytejf1k

※主役はコールドプレイでビヨンセとブルーノが脇を固める形のパフォーマンス。にしてもビヨンセ、カッケー!
※こちらの方が演出としてはスゴいかな?


どうでしょう?おそらく、観ていただいた皆さまは既にブルーノ・マーズのファンになってしまったのではないでしょうか笑?
(ちなみにブルーノ・マーズは来年1月に来日し、東京ドーム5デイズ!?公演します!!(東京ドームは約5万人入るんですよ!5×5だから…25万人!ひぇ~驚)ご興味がありましたら→ブルーノ来日公演HP:https://www.hipjpn.co.jp/live/brunomars2024/))


(追伸)5デイズチケットがすぐに売り切れてしまい、プラス2公演(計7デイズ)が決定したそうです!35万人…ひぇ~驚桃木


これで、もう特に説明は要らないのですが、「強いて」彼の「何がスゴいのか?」の結論を搾り出して先に挙げると、
※ここからは、私の見聞きした情報と私個人の考察になるので、「そういうことを言ってる人がいた」程度にご認識いただきたいです。

まず、
『マイケル・ジャクソンの死後に歌って踊れる「ポップスター」としてポスト・マイケルの一人と期待され、その期待に応え上質なポップソングを創作・リリースし、メチャクチャ売れて成功している(大人気)』
次に、
『作詞・作曲に留まらず、様々な楽器奏者という一面もあることから編曲および音楽プロデュースもこなすオールインワン的なプロダクションが可能』
最後に、
『(諸説あるが)純粋なアフリカ系アメリカ人ではなく、増してやアメリカ本土ではないハワイ州出身でありながら(むしろそうだから)、黒人さんと白人さんの両方に支持されている』

という点にあると思います。

---(以下は詳細(ご興味がありましたら))---
一つ目の、「ポスト・マイケル・ジャクソン」という点ですが、音楽界に限った話ではないと思うのですが、誰か偉大な人物が亡くなると(その人が現役だった場合はなおさら)、「ポスト○○」とか「ネクスト○○」という風に、「後任探し」が始まりがちです。
そこで、マイケル・ジャクソンが亡くなった時期に頭角を現し始めていた(というかファーストシングル曲で既にメチャクチャ売れたのですが)、「歌って踊れて華がある」という条件を兼ね備えたブルーノ・マーズもその内の一人として、脚光を浴びると共に期待もされました。
「キング・オブ・ポップ」の異名を持つマイケル・ジャクソンですから、メディアやリスナーは上質な「ポップ・ミュージック」をブルーノに期待しました。

---(ちょっとウンチク)---
「ポップ」と「ポップス」は似た言葉ではありますが「ポップ」は音楽ジャンルであり、「ポップス」は音楽ジャンルではなく「大衆音楽≒人気音楽」という意味です。なので、音楽ジャンルがロックであろうがヒップホップであろうが、その曲が大人気なら、それは「ポップス」と見なされることになります(ちなみに和製英語なので海外では通じません。海外では「ポピュラー・ミュージック」で通じます)。

で、「ポップ」とは定義がかなり曖昧なのですが、様々な音楽ジャンルをミックスしていて「聴いていて楽しい」音楽、バラードでも「メロディーが美しい」音楽で、難解ではなく聴き馴染みがよい、そして一曲の時間も長くないことが特徴で、結果として人気がでるので「ポップス」になってしまうのですが…汗。
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今回の話の主役ブルーノ・マーズの音楽は、「ロック」「R&B」「レゲエ」「ヒップホップ」「ダンス・ミュージック」などジャンルレスな音楽性をただごちゃ混ぜにしただけではなく、「その各ジャンルだけにおいても最高のセンス」を持っているので必然的にクオリティの高い楽曲を制作できます。
なので、彼一人で様々なジャンルの音楽が聴けて「コスパ」が良く、ポスト・マイケル・ジャクソンとしての「ポップ・スター」という期待に十分応えたうえ、それに留まることなく「マルチ・ミュージック・スター」であることがスゴいと思います!

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