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歯間ブラシ至上主義にNO‼️…その理由とは

私が歯間ブラシはつまようじレベルと言う理由をここに。

歯科衛生士になったばかりの頃。
25〜30年前くらいのお話🙂

まだまだ歯間ブラシを使っている人はほとんどおられない時代でした。
予防という意識もない時代。

2軒目に勤務したクリニックの院長が
「歯間ブラシ!歯間ブラシ!」と患者さんに伝えており、
私も指示通りに歯間ブラシの指導をしておりました。


もちろんやった方が良くて、
歯ブラシだけよりも歯垢が落とせるので歯グキの腫れは改善します。

患者さんも「スッキリする!」と言われるので、
“歯間ブラシはとても良いものなのだ”
と感じました。

良いものではあるけれど、
「まず、何より歯間ブラシ!」と
歯間ブラシを優先して指導するような雰囲気になって行きます。


患者さんは歯ブラシの重要性よりも
歯間ブラシを重視していきます。


なんなら、歯科衛生士もそれが大事‼️と更に重要視した指導をします。

これが多くの歯科衛生士のパターンだと思っています。

当時の私も、そんな歯間ブラシ至上主義な指導をしておりました。

が。
歯間ブラシをしていても取りきれてない歯垢が多いと感じるようになりました。

やっているのに歯グキが腫れるんです。

歯間ブラシを使うと、
ある程度までは歯グキは改善するものの、そのもう一段上に改善できません。


歯磨きのレベルを3段階に分けるとすると、
③できてない、
②ある程度できている、
①できているの3段階。


歯間ブラシをやってます!と言う方は
②のある程度できている人が多く、
①のできているレベルに辿り着けません。
何とか私は①にあがって欲しいと思うのです。

歯間ブラシよりも歯ブラシで取るべき部分が多いし、デンタルフロスの方が遥かに歯グキの状態は改善します。

求めるものが高いと言われることもありますが、せっかくやってるのに、
ある程度で良いの?
歯周病が進行してて良いの?
と思う訳です。

本当に改善をしたいなら、歯ブラシと歯間ブラシをやってるから大丈夫と思ってはいけないし、
何より歯科衛生士も考えて指導しないと改善はできません。

あ、特にゴムの歯間ブラシは本当に、心の底から、絶対に意味はないです‼️

私達は技術職ですから、知識も技術も人それぞれ。
患者さんが求めるのも人それぞれ。

良くなりたいと思うなら、歯科医師の技術もですが、歯科衛生士の知識と技術も観察してみてください。
どんな歯科衛生士に診てもらってますか?

あー、今日も、アウトロー笑


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