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心の乱れは、歯グキの乱れ〜歯周病悪化の理由〜

ストレス。
今日はストレスから受ける影響をまとめたいと思っています。
が、
そもそも
私はあまり使いたくない言葉なのです。

全てを「ストレス」で片付けたり、
ストレスと言いつつ「人のせい」にしてるようで好きでないのです。

悲しみだったり、怒りだったり、プレッシャーだったり…
ストレスという言葉を
“感情”
に置き換えて考えると
理由が見えることもあるのでは?と思っているからです。


でも、今日はストレスという言葉を使ってまとめていきます!

ストレスを受けると、心に影響が起きることは知られています。
それが、身体の病気につながっていきます。

それを心身症と言います。

心身症とは、心理社会的ストレスが原因となって発症したり症状が悪化したりする体の病気の総称です。同じく心理社会的ストレスによって発症する神経症、うつ病などの精神疾患とは異なり、ストレスに応じて体に明らかな器質的または機能的異常が現れる病態をいいます。

心理社会的ストレスが発症や病状の増悪・改善に関わるとされる病気にはさまざまなものがあり、過敏性腸症候群機能性ディスペプシア本態性高血圧症アトピー性皮膚炎頭痛、疼痛性障害とうつうせいしょうがいなどがあります。

メディカルノートより抜粋

目ではなかなか見れません。

小さなストレスだったり、
思考のクセで我慢をしてしまい、
しんどい状態に気がついてないことも多くあります。


ストレスは表には見えません。

でも、歯周病の歯グキの方は
歯グキにストレスの症状が真っ先に現れます。

と言っても、初期の歯周病のうちは小さなもの。
どんな症状なのかと言うと、

歯が少し変な感じがするとか、
噛むと違和感を感じるとか。

でも実は
この症状を感じていれば
初期から中期の歯周病の炎症が起きてる可能性大です。
(初期の歯周病の方には影響はほぼ出ません。)

でも歯が痛くないから、
「気のせい?」
とスルーします。

それがもっと悪化していくと、

噛めないとか
ズキズキ痛いとか
歯グキが腫れた

となります。


基本的にほぼ全ての方には
歯周病の炎症はあります。


程度の差はあります。

歯周病が進行している方に、大きなストレスがかかると、症状が出るのです。


理由は、
自律神経の乱れで免疫力の低下が起きるから

『臭い物に蓋をする』
と書くと、口臭を連想してしまうかもしれませんが、
普段は免疫力が歯グキの炎症に蓋をしてくれていて、痛みを感じずに生活を送れているのです。

が、ストレスを受けると
心が乱れることで、
蓋の数が足りなくなって、
歯グキの炎症が増大して症状が出るのです。

昨日の記事の方の「退職」
もそうです。
前に記事に書いた「家のリフォーム」もそう。
また別の患者さんは
「愛犬の死」
が引き金で歯グキが腫れていました。

身体が疲れるほど何かをしていなくても、不安とか悲しみは引き金。

自律神経が乱れて、元々弱っていた歯グキに影響がでるのです。

何となく
歯や歯グキに定期的に、でも不定期に何かしらの症状が出ている方は
思い出してみてください。

心の変動とリンクしてるところはあるはずです。

だから

心の乱れは歯グキの乱れ

心を整えることは
歯グキのコントロールにつながるのです。

口内環境を整えるには、メンタルトレーニングも必要なのでありますよ!

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