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相川伸夫の新規ピックアップ銘柄AB&Company(9251)

 新年あけましておめでとうございます

 私がこちらで執筆を始めさせていただいたのが2016年の12月でしたので、早くも5年以上が経過しました。

 ピックアップ銘柄として執筆をした銘柄も19銘柄になりました!
 2016年の執筆スタート時は兼業投資家の身分であり、かつあの時の運用資産は500万円くらいだったかと記憶しています。それから資産を増やしながら億に到達し、トヨタ系列の会社を退職してリンクスリサーチに入社したのが2019年1月のことです。
※研修という名目で2018年の春ごろから活動はしていたのでその方が実態に近いかもですね。

 リンクスリサーチに入るまでは材料投機を中心にやっていましたが、アナリストとして取材をこなしながら業績分析に基づく投資目線での能力向上に努めてきました。

 月一の不定期で執筆するごとに過去掲載した全ピックアップ銘柄を配信時株価と比較してパフォーマンスを出してますが、昔の私は投資が下手糞過ぎてホント恥ずかしいですw
 投機目線での売買タイミングが上手く行ってくれたおかげで資産は大きく増やすことは出来ましたが、長期投資できる企業とそうではない企業は違うのだと毎月定点観測をさせて頂いたおかげで身をもって知ることができました。

 最近こちらで取り上げる銘柄はどれも長期目線で戦う物ばかりになってきました。
 投資銘柄の短期的な株価を読むことは下手なのでこちらは課題ですが、アナリストとして取材をするようになって200社くらいは取材したかもしれません。カウントしてないのでわかりませんが、コロナ禍でオンライン取材が基本になってくれたおかげで2020年後半から取材件数が爆発的に増やすことができました。

 長期投資家ゼミでも最初は補佐役でしたが2020年、2021年には講師もさせて頂くことで地力は大きく成長出来たと感じています。
 みんなの運用会議でも私はあまりレポートを執筆しませんが、それでも執筆した際には企業様からも個人投資家様からも「大いに参考になる!」「素晴らしい!!感動した!」と言って頂けるのでありがたいです。

 皆様が応援頂けているおかげです。ありがとうございます<m(__)m>


 それでは本日も新しいピックアップ銘柄を取り上げたいと思います。


■新規ピックアップ銘柄AB&Company(9251)


 同社は2021年11月19日にIPOしてきたばかりの会社です。まだ情報も多く出回っておらず、適正な投資判断もしにくいタイミングであろうと思います。
 そんな情報が少ない企業ですが先日2022年1月9日に個人投資家アイル氏、億の近道、弊社の共催でオンラインのみのIRセミナーを開催しました。しかも1社単独3Hもの長丁場でのセミナーです。
 募集開始も1か月なかったので人数は50名行けば御の字で下手をすると質疑切れで時短終了も覚悟していましたが、そんな心配は杞憂に終わりました。

 申込総数は100名(当日参加無しの後日録画視聴約30名)を超え、質疑総数は過去最多の103問と途切れることは無いほどの盛り上がりでした!!
 現在マザーズも大崩れであり、同社の市場での評価も定まっていない状況で信用買いの投げと思われる売りが続いていますので上場来安値を更新中です。

 私は長期目線でしか同社を評価していないので短期目線での需給や買いポイントについては分かりませんが、下値は意識した方が良いと思いつつも買い目線で拾える企業だと評価しています。
 同社に事業や魅力に関してはみんなの運用会議で18000文字程度の重厚なレポートを掲載しましたのでこちらをご一読くださいませ。

9251 AB&Company 『スタイリストファースト』で美容室業界に革命を! レポートby相川伸夫
 https://double-growth.com/9251-abcompany-20220103/


■1/9のIRセミナーでキーポイントになる質疑とその回答を一部抜粋

 総質疑103問の中から独断で選んで紹介したいと思います。


1)2600店舗までは巡航速度で進めたいとのことですが、2600店舗になる見込みはいつ頃としていますか?
⇒27年~28年には2600店舗には行きたい。1都市に2~3店舗は出せるから全国で2600も十分に行けると思われる。2600だけではなく中長期で見たときにはMAもやって加速度的な成長を考えている

2)直営美容室事業は通常であれば営業利益12%程度出る利益率の高いビジネスとのことですが、なぜ一般の美容室は50%~60%も倒産してしまうのでしょうか?
⇒経営者が1店舗から多くの利益を取ってしまうと美容師にも回らないし、お客からも取らないといけない、かつ仕入れも弊社より倍でやってたりで苦しい。そうなると美容師も離れるし、客も離れてつぶれる。美容室業界を変えようとするという夢はこれまで笑われてきた。50%以上倒産する背景には美容師として生きてきただけの人が何の知見も無い中で独立していき当たりばったりで経営するから潰れてしまう。当社の出店店舗加速をしていくけど、美容室が倒産するのはイメージも悪いからサポートする役回りも考えていきたい。中長期的には10万、20万の店舗とロイヤリティをもらってサポートできる座組を考えていきたい

3)FCオーナー自身がリスクを負い出店設備投資をしていて、FC脱退時に原状復帰を求めるのはなぜか?法的に問題が生じない根拠はなぜ?
⇒Aguのビジネスモデルで集客を行い、顧客が定着してから会社の看板を変えられるのは非常に弊社にダメージがある。日本を代表する弁護士と相談して決めたので法的にも問題ない。

4)2018年に連結された各FCの買収価格のバリュエーション教えて
⇒6社のバリュエーションは非開示だけど高くない。FC法人は一般的なファンド間の売買価格の半額くらいになってる。今後のFC法人を買収する時には第三者での評価をして、弊社としても高くオファーを出したりしない。直近でFC法人を買収する予定はないけど、中長期では買収を想定している。弊社の成長のビジネスモデルとしてこれは必要。

5)プラージュと客層が異なるから資料に載せなかったとのことですが、どのあたりが異なるのでしょうか?QBさんとも客層が異なると思いますがいかがでしょうか?
⇒弊社のお客さんが20~30代で女性がメイン。プラージュの顧客は60~80代のお客様がメイン。QBは男性がメインで、QBからAguに来られる方も最近はいる印象。ただ、上場するに当たって先行上場しているビジネスモデルとの比較でQBの掲載の必要があった

追加Q、プラージュとの客層の違いは?なぜ?
⇒マーケ・集客の仕方の違い、ネットor歩きでの来店の違いになる。次にスタイリスト自体の年齢の違いもある

6)FC脱退された際の御社のダメージとは具体的にどのようなもの?
⇒どういう趣旨で脱退されるかだけど、契約上勝手に脱退出来ないし、そんなことをするメリットがそもそも無い。バックオフィスは弊社の新宿で一手に引き受けていて、総務・人事・広告~全てを本部にいわば依存している形になる。バックオフィスを切り捨てて新規に人を採用して全部自分でやり直すということにメリットが無い
⇒市瀬代表補足)脱退リスクは0%です。本来ありえないと思います。

7)プライム市場への鞍替えは考えている?
⇒考えているし、最短で行くつもり


 103問の中から勝手に抜粋させて頂きました!
 会社としてIRは非常に真剣に考えていますのでさらなる開示の充実化が図られるのは間違いないのではないか?と思います。
 私は5年、10年目線で同社と付き合っていこうと考えておりますので、今後もウォッチを続けていきたいと思います。


それではまた!
2022年もよろしくお願いします<m(__)m>

『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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