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自動車部品 芦森工業とニチリン

先週の都議会議員選挙の結果は、巷では「想像を超える自民党の惨敗」「都民ファースト大躍進!」との記事で賑わいましたが、個人的には想定通りと感じています。

 都議会執行部の(現実を理解できない)驕りも目に付いていましたが、国政でも閣僚の様々な不用意発言に対する自民党執行部の対応などからも現政権には驕りを感じる言動が続いていました。

 「これは下手をすると相当荒れるかも?」と感じていた通りの選挙結果になったと言えそうです。現場を知らない執行部(トップマネジメント)の油断と判断が落城一日に繋がるところなどは民間でも見る光景です。

 前回のコラムでも書いた通り、政権与党には都議選の結果を受けて気を引き締め直してもらいたい。内閣改造も「オトモダチ内閣」に決別し本気になってもらわねば困ります。

 さて、ここ1ヶ月ほど一進一退となっている株式市場ですが、見ている中で気になっていた銘柄に芦森工業とニチリンがあります。

 投資情報をやり取りしている仲間内で・・・、

「タカタがこんな状況で芦森も受注が増えているようなのに、何故に買われないのだろう?」

「芦森株はクセが悪いので割安と言っても手が出し辛いね」

 ニチリンについては

「今は割安株物色の一環で買われているのだろうけど、どちらかと言えば業績期待より一部への昇格期待の方が大きいね」

・・・などと話していたのが5月の連休前後。

 どちらも自動車部品の割安銘柄ですが株価動向の違いが面白いです。
 従来のマーケットならこの種の銘柄には徐々に資金が流入する程度で目立たないのですが、この2銘柄には特徴が出ています。
 仕手っぽいイメージがある芦森は先日急に買われ、ニチリンは昨年から買われ続けてはいるものの波があります。

 同じような業種でも、また割安銘柄でも買われ方に違いがあり、こういった銘柄毎のクセを過去の動向から調べておくのも面白いです。

 もう一つ自動車部品で気になっている銘柄があります。

 もう随分長いこと1,000円台をウロウロしていますし、業績見通しがコンサバですので注目され辛いと思いますが、事業の中身や業績動向からは

「何でこの程度しか買われないのだろう?」

と不思議に感じている銘柄です。

 株主還元の少ない典型のような会社ですが(^^;)、出来高は着実に増えてきています。ポジショントークになるので銘柄名は書き辛いですがホンダ系です。
 セコイ株主優待でお茶を濁していますが、増配でも発表してくれるといいなぁ~と期待しながら見ています(^^)

(街のコンサルタント)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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