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有料メルマガライブラリから(528)「時にマーケットは常軌を失う。そのとき自分が正気なら…」

 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「時にマーケットは常軌を失う。そのとき自分が正気なら…」=
 (有料メルマガ第183回・2012/7/3配信号)

※2012年7月現在の内容です。留意してお読み下さい。


【前略】


 世界中の投資家という人間の常軌を失った狂気が作り出した市場(=マーケット)の嵐は、自然界が作り出した嵐と違って予測が難しく、まだまだ収まっていない感じもします。

 嵐が収まった直後に、すばやくマーケットに乗りだせば、大きく利益を得る可能性が高くなりますが、まだ嵐が収まっていない時に利益を焦ってフライングをしてしまうと、遭難してマーケットの深き地獄の底まで道連れにされる可能性がとても高くなると考えて、待つことも必要だと思い、私は耐えている状況です。

 マーケットの海に参加している、ナーバスで強欲な人間たちの恐怖に駆られた狂気がもたらす嵐は、強烈な伝染力を持って襲い掛かってくるので、冷静なつもりの自分の正気を失わせ、遭難させるリスクが高まることを忘れてはならないと強く意識すべき時だと考えます。

 ベストのタイミングを狙うのは強欲で危険すぎるので、儲けは少なくなっても一歩半くらい遅れてマーケットの海に出漁するのがベターなタイミングだと常々考えて、マーケットの状況を観察すべきだと思います。

 このコラムでも過去に何度か触れてきましたが、高配当優待銘柄の株価の動きはとても堅調です。

【中略】

 長く保有してくれる株主に報いるという意味で、保有期間に応じて優待の金額が大きくなっていく期間のランクアップを設ける企業も増えてきました。

 このような銘柄に投資するときも、株主番号で保有期間を管理している企業なら、端株投資を利用することで有利に優待を確保できるかもしれません。

【中略】

 第170回のコラムに書いたことですが、優待単位以上に投資して、優待権利落ち前に優待単位だけのこして、プラスアルファの持ち株を利喰いすることで、キャピタル・ゲインを大きく得ることも可能です。

 優待株には、優待を貰う以外の投資戦略があると考えています。ありとあらゆるマネー雑誌で優待の魅力を特集したり、ネット証券で優待の情報を提供するようになってきたので、優待を投資戦略に取り入れないのはもったいないと感じています。

【中略】

 優待銘柄はいろいろな意味で楽しいです。しかし優待がなくても、世界的に高いシェアを持つ製品を有しているのに大きく下落している銘柄が沢山あります。業績にも、財務内容にも問題が無いのに需給で大きく下げて、高配当利回りになっている銘柄については、株価が大きく下落したということが、魅力的に感じられるこのごろです。
 リバウンド相場が始まると、大きく下げた銘柄が下落率の小さかった銘柄よりも大きく戻すことが過去には多かったからです。その点では、日本を代表する大型株に魅力的な銘柄が多いと感じます。


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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