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セビージャひるね暮らし(13)

※2021年の記録です。

9.28 火 晴れ España旅行第13日目 Sevilla

 7時台まで熟睡。さらに二度寝して9時過ぎまで。

 トレーニングをすることにより、初めての場所が「うち」になる。そこがプリズンであったとしても。ドゥチャールセ。石鹸が必要だな。洗濯機を初めて回してみる。

 朝食は、目玉焼き。きのこ炒め。トマテとキュウリと葉野菜のエンサラーダ。スモデナランハ。パン。鍋で沸かしたお湯のcafé。

 ニューズピクスにコメ。

若い人たちがテレビを観ないのはメディアじゃなくてコンテンツの問題。まっったく売れてない「紙の本」を電子書籍にしても売れるわけがない。それと同じことです。
番組制作は下請け孫請けに放りっぱなしで、電波利権墨守とスポンサー接待がお仕事の人たちには理解が難しいかもしれませんが。

 何か疲れてる。旅に出てはや2週間近く。あれこれ溜まっているのかもしれない。

 12時過ぎに徒歩出立して、セタス(きのこ)ことメトロポリへ。中の地階がメルカドになっていたんだ。肉屋、魚屋などあれこれ見回って、赤魚のフィレ2枚購入。2.43。小銭でキッチリ払う。魚買うのは初めてだが、こんくらいの買い物は当然できるようになっている。

 13時半過ぎに帰宅して、昼食は赤魚のソテー。塩胡椒してフライパンで焼く。皮が縮んで丸まってしまったので、転がし焼き。十分に火を通す。それに葉野菜。酒は白ビノ。魚は、食えんことはないかレベル。ま、日本人としては、だ。キロ12.80エウロスってことは、グラム166円。牛肉と変わらんお値段。

 赤ビノ追加、の15時過ぎ。

 ニュピコメ。

今回の総裁選を通じて国民の多くが知ったでしょうが、日本のマスコミは大きく左翼にシフトしています。だから保守派で中道の高市さんを「右翼」呼ばわりするわけです。欧米の自由主義国のメジャーをあてれば、キャピタルゲインへの増税を主張する高市さんはアメリカ民主党並みの「リベラル」であり、彼女より「左」はコミュニストと変わりません。
マスコミが高市さんを毛嫌いするもう一つの理由は、総務相時代に放送法に基づく「電波停止」に言及したことで、高市政権が実現した場合「電波オークション」の導入可能性が高いからです。
これに関しては「左」の朝日毎日はもちろん、やや「右」の読売産経も呉越同舟で警戒しています。
以上をふまえて、もうすぐ結果が出る総裁選についてのマスコミ報道をキッチリ吟味し、検証すべきでしょう。

 シエスタして目覚めたら17時前。その後もしばしベッド内でゴロゴロ。疲れがけっこう取れたような気がする。

 18時15分に徒歩出立。プラノ(町地図)持参で現在位置をしっかり把握しながら歩いてみる。メトロポリの道を先まで行き、大通りの手前まで。ここらへん、前に来たことがあるぞ、と思い出す。大通りを渡って、サンタ・フスた駅まで歩いてみる。相変わらずでかい駅。…変わるわけねえか(笑) 10月11日のマドリ行きのビジェテも買っちまうか、とふと思ったが、そこそこの行列なのでやめた。しかし、一週間前までには買っておいたほうがいい。忘れないように。

 帰路は大通りをサン・アグスチン広場で右折。狭い道をつるつる歩いてく。ところどころでプラノを確認する。スマホじゃなくて地図見ながら歩いてる人間なんざ、おいら一人だよな。シェルペス通りに当たったので、そっから先は目をつぶっても歩ける。19時50分頃、ヌエバ広場にたどり着く。

 で、晩飯前にちょいバルと、近所を模索してみる。闘牛場の横道に面したバルに入ってみる。結果、ハズレ。客あしらいがじぇんじぇんダメ。たかが立ち飲みなのに細かく場所を指定するし、タパスのカルタ(メニュー)は?と訊いたら、カウンターに貼ってあるQRコードで検索しろ、と。そのコードが破れてて、別の場所のを読まなきゃ分からない。わざわざリーダーをインストールして見てみたが、「エンサラーダ 2.5エウロス」とか、そんな「字」しか出てこないダメサイト。何中華、よくある「観光地の、客を小馬鹿にしてる店」だ。カーニャ1杯で2エウロスもボリやがったのもむかつく。二度と入らないのは当然だが、これで3回外してるんだよな。バル的にはダメなエリアなのかも。

 カルフールでプチ買い出し。トマテ、缶セルベッサ、それに「Yatekomo」(ジャテコモ? 意味不明。何となく日本語風の名前をつけてみました、てか)なるカップ麺。2.18。ついに手を出してしまった。前に嫁さんと一度買って食って「日本のカップ麺の足元にも及ばない」と論評した記憶がある。でも、何中華、食生活に変化をもたらしたいわけさね。

 一度帰宅したところでビノをほぼ切らしているのに気がつく。再出立。サラゴサ通りを歩いて、先の「橋の通り」のマス(スーパー)で赤ビノ1本仕入れてくる。2.40。

 で、晩飯は赤魚のソテー。マッシュルーム炒め。キュウリと葉野菜のエンサラーダ。酒は白ビノ。缶セルベッサ。

 ロサからメール。30日13時半にヌエバ広場で待ち合わせということに。アパルタメントへも来るってさ。軽く片付けておいたほうがいいニャー。飲み物も買っておくとか。ポテチとかも。明日考えよう。返事も明日朝する。

 赤ビノ、そしてYatekomoだ! …食った。ケソ味がしつこい。お醤油垂らして味を整える。魔法(味の素)をしっかり摂取する。カップは紙とプラスチックに分離するのね。なるほど。しっかし、この界隈、リサイクルゴミ箱が無いんだよな。どうしよう?

 昨日までの家計簿をつける。じぇんじぇん安上がりに暮らしているのは確実なこと。わざわざ旅費遣ってセビージャまでやってきて、日本よりずっと安く暮らして自己満って何なの、とも思うが、それでいい。

 今回の旅の目的は「暮らす」こと。だから観光はしない。町を歩き回るだけ。つか、「名所」はもう全部観てる。カテドラルもアルカサルも「黄金の塔」も古文書館もスペイン広場も。お上りさんだって、はとバス乗るのは1回で十分でしょ? ロス・ガジョス(老舗のフラメンコ・タブラオ)とか闘牛(セビージャじゃ観たことない)は、一人で行ってもつまらん。嫁さんと一緒の時に行く。レスタウランテも。

 にしても、3年前より身体がしっかりできてるし、「歩く」ことに長けているのはありがたい。嫁さんに付き合って日々歩き回り、池袋往復の12kmくらいはチョロくなってたおかげ。セビージャは都会だが、旧市街を主に見るべき場所は徒歩圏内に収まっている。それがいい。だから「滞在先」に選んだ。

 晩年こそ足腰が基本だな。自分の場合、46歳になった翌月に自転車に乗り始めたのが「福音」だった。そして3年前の58歳から始めた筋トレ。それと並行しての「歩き」。シャオミーのMiバンドつけて1年半か。「一念発起」したり、大枚叩いてライザップ始めたりの必要は無いんだ。まずはごく簡単に始めて、しつこくしつこく続けていくこと。「継続は力」は金言。

 年を取れば肉体も精神もどんどん弱くなっていく。ちんこ不如意だし新しいことに積極的に取り組む意欲も減退する。だけど身体を鍛えることはできる。朝の30分間、そして最低8000歩は「歩く」ことで。ちなみに今日は1万7347歩だ。ノルマの倍以上。

 歩くには、都会暮しが絶対必要。田舎はダメ。どこに行くにもクルマを使い、足腰が弱る。高齢になりクルマが運転できなくなったら、家から出られなくなる。都会は徒歩圏内に必要なすべてがある。何なら自転車でもいい。必然的に身体を動かすことになる。そういう意味じゃ、セビージャは東京以上に、爺婆が住むのに理想の都会。

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