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セビージャひるね暮らし(20)

※2021年の記録です。

10.5 火 España旅行第20日目 Sevilla

 8時台に目覚める。しばしベッド内でゴロゴロ。9時20分に活動開始。トレーニング。ドゥチャールセして身体を洗う。

 朝食は、きのこ入りオムレツ。トマテ。キュウリ。パン・スモデナランハ。カフェ。

 ニューズピクスにコメ。

根本的な要因は日本経済が成長してないからですが、目先の原因は「売り手が強いから」です。日経平均がまた3万円を超えたというので、新たに株投資を始めた人たちがいます。大概は「買い」から入って相場を上昇させます。そこで何らかの悪材料(これはもう何でもOK。国内でも海外でも)をきっかけに資金力豊富な売り手が売り崩し、下落分を利益とします。ゼロ成長下では当然の戦略ですが、素人のなけなしの資金をプロが吸い上げるという形です。
食い物にされたくなかったら、日本株には手を出さないことです。投資対象は「日本以外の世界」を基本スタンスとすべきです。そちらはずっとフェアな市場です。昔はともかく、今はアメリカ株でも中国株でも何でも売買できます。ネット証券なら手数料も格安です。わざわざ日本株を買わなきゃいけない理由は一つもありません。個別銘柄を知らなくても、インデックスに投資するだけで[成長の果実」を得られます。
ただしこれは政府は絶対に認めたくないこと。市場関係者も自らの首を締める結果となるので黙っています。

 11時過ぎに徒歩出立。アモール・デ・ディオス通りを歩き、エルクレス公園まで。細長い公園で、相当な面積だ。抜けてそのままさらに先まで。ラ・バルケタ橋を渡る。今は休園中の遊園地の前まで行ってみる。戻ってまた公園へ。実は一つ初体験に挑戦したいことがある。床屋だ。一軒良さげな店があったのだが、待ち客がいる。客が途切れたところで入ってみたいのだが…首尾はどうでしょう?

 …結局入れなかった。他に床屋が無いかとそこらへんを歩き回ってみたが、バルや薬局はやたらあるのに床屋は一軒もない。いや、最初の床屋の並びにもう一軒あったが、客が二人、派手に染めた髪を編んでもらってる女子と、金髪モヒカンの男子だったので、ジャンル違いだろうと敬遠した。で、最初の店にはまだ「一人待ち客」状態。これは縁がないということだろう、とあきらめた。

 そんなこんなで1万歩以上歩いて、ちと疲れたので、帰宅する。13時に部屋で昼飯。カップ焼きそばにケソ・アスル少し。缶セルベッサ。ベッドでゴロるが、ちとうとうとしたくらいで眠りには落ちなかった。

 15時過ぎに起き出す。赤ビノ舐めつつ、執筆。ちと迷走して、形も味も全然違うスイーツの詰め合わせみたいになってるが、これはこれで良かんべえと。

 18時過ぎにプチ買い出し。マス(スーパー)でウオトカと塩とトマテ3個。11.08。部屋戻って格納して再出立。またゾロ、エルクレス公園のベンチでポメってる18時50分。さあて、残り数時間の午後をどう過ごすかねえ。また川まで歩いてみるか。paseoパセオぱせおーである。

他にもう一軒床屋めっけたが、これまた入りにくい。バルは簡単なのだが、床屋は難しい。そういういうものなのだ、と理解するしか無かろう。

 と、ロサからメールが来てた。写真2枚添付されてた。帰宅して返信。嫁さんにも転送する。

Estoy divertiendo unos últimos días en Sevilla.
セビージャ最後の数日を楽しんでいます
Ya he comido todo las comidas que Gloria me regaló excepto mel ón.
グローリアがくれた食料は、メロン以外すべて食べつくしました
(Melón no todavía huele suficientemente.) 
メロンはまだ十分に香ってません
Todas eran muy ricas.
すべてとても美味しかった
Recuerdos a Gloria.
グローリアによろしく
El tercer apartamente es estrecho.
3番目のアパルタメントは狭く、
Casi mitad del segundo.
2番目の半分くらいです
Pero es suficiente para mí solo.
でもわたし一人なら十分です
Le re-envié tu Email a Yomesan.
ロサのメールを嫁さんにも転送しました
Muchas gracias por todos.
いろいろ本当にありがとう

 缶セルベッサに昨日仕込んだつまみ。燻製タラとハモン・イベリコ。こんなんで十分。適当飲んでとっとと寝るべし。赤ビノ追加。

「差別」についてちょっと書いておく。スペインにおいてはそこそこ厳格だ。先日、ロサとグローリアとだべってた時に、セビージャではチノスはほとんど見ないねえ、と振った後で、「ソロジョ」(おいら一人だけ)と言ったら二人とも瞬間凍結した。ロサが「アシアティコ」(アジア系)とフォローしたのはインテリだから。グローリアは事前にロサから、日本人のおいらに対してチノと言っちゃダメよ、てなレクチャーを受けていたんだろうと確信した。でも要はチノスなわけよ。支那朝鮮日本引っくるめて全部。そこでおいらはチノじゃなく、ハポネスだというのは、正直どうかと思う。同じアシアティコ(笑)として。そのへんの寛容さこそが、長期的に楽にやっていける秘訣なんじゃないか、と。

 で、そのチノである自分は、ほぼオールタイム、マスク無しで毎日セビージャ中をほっつき歩いてるわけだが、白い目で見られたり、差別的言辞を投げつけられたことは、ただのいっぺんもない。これはセビージャ市民の「意識の高さ」の結果なのかもしれんし、単に「爺分類」に入ってて目に止まらなかったのかもしれない。多分、後者であるな(笑)

 ウオトカ水割り。歯を磨く。執筆。

 寝るーの1時06分。

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