恥ずかしいけど、両親に向けて初めて手紙を書きました。
はじめに
こんばんは、おきたです。
僕は今年24歳で大学院を卒業し、やっと社会人になります。最近、小さかった頃と比べるとモノの見方や考え方が結構変わったなぁーと感じることが増えてきました。それは変わるだけでなく、気づく場合もあります。僕が一番気付かされたの親の存在です。今更かよって感じですよね笑
僕の家庭は決して裕福とはいえませんが、それでも僕は今日まで幸せに毎日を過ごせていたと思います。それもこれも今の両親のもとに生まれることができたからです。
今の僕が両親のためにできること
お金もねぇ！時間はちょっとある！そんな僕が、両親にできることは今の感情を伝えることでしょう。
じゃあ、どうやって伝えるか？
手紙しかないでしょう…！！感謝の気持を言葉にして文字として残すことでそれはとっても素敵な贈り物になるんです。
ということで、自分のためにヴァイオレットちゃんのごとく、自動手記人形になったつもりで両親に手紙を書くことにしました。
この記事で参考になること
今回は僕が父と母に向けて書いた手紙の原文を公開したいと思います！！ちなみにまだ渡していません（2021/12/31）。
自分を育ててくれた親に直接気持ちを伝えることはたぶんしたほうが良いです。というか、子供の僕が親以上に与えれるものなんてこれくらいしかないんです。当然、恥ずかしいです。恥ずかしくないわけがない。
僕は反抗期が結構長くて、親ともむっちゃ仲がいいというわけではないです。なので、こういった気持ちを伝えること自体が初めての試みになります。でもやった方が良いんです。
自分よりも年上の親が生きているうちに伝えられるだけのことを伝えるのが僕ら子供ができる唯一の恩返しかもしれません。
「まだいい。」「来年には。」そう言って先延ばしにして、伝え損ねることだけは絶対に嫌なので書こうと思いました。
そして、書くときに思ったことが「何を伝えたら良いんだろう。」ということです。自分と同じような疑問を抱いた人にとって少しでも参考になれば嬉しいです。
恥ずかしいですが、それでは公開いたします！！
母さんへの手紙
ちなみに僕は普段母のことを母さんと呼びません笑
おい！とかなぁ、が多いです。ほんとろくでもない息子で申し訳ないです笑
母は本当に元気で明るい方で、僕のことをともかく可愛がってくれます。ちょっとうざったいです笑そんな母に感謝をテーマに書きました。
遅すぎるくらいだけど、母さんの存在のありがたさについて考える日が多くなってきました。直接は恥ずかしいので手紙で伝えます。僕に無償の愛を与え、育ててくれてありがとう。
母さんは少し天然だけど、いつも笑顔で周りを明るくできる強くて優しい人です。自分のことそっちのけですべてを僕のために使ってくれました。弱音の1つも言わずに朝早くから家事をこなし、仕事に行き、帰ってきたらまたご飯を作ってくれました。父さんと仲が悪かったときは、「大丈夫だから、私がいるから」と僕の不安を拭ってくれました。おかげで俺は何も心配することなく、本当に楽しい毎日を過ごすことができたよ。ありがとね。
それなのに僕は母さんの苦労にも気が付かず、自分の方が賢いと勘違いしてひどいことをたくさん言ってしまいました。それでも母さんは変わることなく僕を愛し、尊重してくれました。僕がこうして母さんへの手紙を書きながら泣いてしまうのはきっと、母さんが僕のことをたくさん愛してくれたおかげです。ありがとう。
一人暮らしを始めて、母さんの偉大さに気付かされる日々です。毎日、何も言わずこんなにたくさんのことをしてくれてたんだね。会わない日が増える中で週に1回「元気？」ってLINEを送ってくれますね。いつも元気です。でもちょっとは子離れしてな。久々に会うと、少し老けたような気がして悲しくなります。そんなの嫌やから、いつまでも元気で笑っててな。これは俺も親離れできてないか笑
そんな僕もようやく社会人です。とはいえ、まだまだ未熟で頼ってしまうときがあるかもしれません。そのときはまた頼らせてください。それと、もう1つわがままを言わせてください。
どうか自分を大切にして欲しい。栄養のあるものを食べて、ちゃんと寝てください。自分の幸せのためにお金や時間を使ってください。もし、その幸せが僕を幸せにすることだったら、長生きしてほしい。それが僕にとって1番幸せです。
僕は母さんの元に生まれたことを誇りに思います。母さんのように誰かを無償で愛せるような人になれるように頑張ります。あなたを心から尊敬しています。本当にありがとう。
という感じです。現物としてはこんな感じの便箋に書きました。
書くときは自分と境遇の似ていた歌でかりゆし58さんの「アンマー」を聴きながら感情を高ぶらせて書きました笑ちょっと歌詞に寄ってるかもですね。
続いて父への手紙の原文になります。
父さんへの手紙
父とは本当に交流が薄くて全然喋らいないのですが、いつから交流が薄くなってしまったのかなということを振り返りながら書きました。テーマとしては理解と尊敬です。
父さん、あなたへの恩に気が付きながらも、恥ずかしさからお礼を言う機会を避けてきました。今回はそれを伝えたいのですが、直接は恥ずかしいので手紙にしました。いつも僕や家族のために一生懸命働いてくれてありがとう。
父さんはとても不器用で、でも最後まで責任を持って僕ら家族のことを守ってくれるとてもかっこいい人です。中学生の頃はそれが分からず、反抗ばかりしていました。高校生になっても相変わらずで、父さんの頑張りを否定するようなことを言っていました。喧嘩して敵扱いして避けたりしていました。大学生になった頃、夜ふかしをしていると父さんが早朝から仕事に出ていく音が聞こえました。そのときに初めて父さんがいつも、どんなときだって、僕らのために頑張ってくれているんだと気づけました。今まで自分勝手なことばっかり言ってごめんな。朝早くから働いてくれてありがとう。働くことは人間関係や業務など、いろんな負担がかかることだと思います。それでも、人知れず一人で頑張ってくれていたんだね。
ある時、父さんが「何もしてあげられなくてごめんな」と僕に言ったこと、覚えていますか？そう言って、泣いていた父さんから僕はすごく素敵なものをもらえました。それだけ僕を思ってくれていたんだと、今ならわかるからです。十分すぎるくらいに幸せだったのに、それ以上を与えようと頑張ろうとしてくれてたんだね。父さんのように家族のために一生懸命頑張れる素敵な父親に僕もなりたいと思いました。まだ結婚できるかもわからないけど笑
そんな父さんにお願いがあります。
どうか身体を大切にして欲しい。父さんはタバコやお酒が好きですね。それをやめろだなんて、酷なことは言いません。でも少しは控えてほしい。僕は父さんに社会人になる姿を見せることは出来そうですが、父親になる姿はまだ見せられそうにないです。でもいつか、かっこいい父親になって、少しでもあなたに近付けた姿を見せたいです。だからそれまでは、僕の父親として長生きしてくれませんか？
僕は父さんの元に生まれたことを誇りに思います。父さん以上に良い父親になれるよう、見守ってください。あなたを心から尊敬しています。本当にありがとう。
という感じです。こちらもファンキーモンキーベイビーズさんの「ヒーロー」を聴きながらなるべく昔のことを思い出しながら書きました。
手紙のポイント
手紙を書くときは、型のようなものは統一した方がいいと思います。僕もはじめはなぐり書きで書いていたのですが、まとまりが無くなってしまいました。PREP法なんかまで意識する必要はないと思いますが、ある程度は何を伝えたくて、そのためにどういうエピソードを持ってくるのかは意識したほうが良さそうです。
あとは細かなポイントが2つほどあります。
1つ目はタメ口を挟むことです。
全部敬語だと他人行儀になっちゃうんですよね。はじめは僕もそうなっちゃっていました。かといってゴリゴリの関西弁で書くかと言われたらそれはそれできつい…。なので、本当に気持ちを伝える部分のとこだけ、敬語を辞めて普段話しているアナタの言葉で書くことをおすすめします。
2つ目は両親に対しての気持ちの熱量に差をださないことです。
ここだから言えるのですが、僕は熱量としては母に対しての比重が重いです。それをなるべく出さないように心がけました。出てたら、もうそれはごめんなさい笑
もし、熱量に差があるのだとしたら、僕ら子供側の問題です。気づけていないだけです。目には見えにくいだけです。そう思い込んで、なるべく同じ熱量になるように調整しました。偏っているとなんか悲しくなっちゃいますしね笑
まとめ
以上になります。
手紙は出来たのですが、これを渡すか、目の前で読み上げるかはすごく悩んでいます。もしこうしたほうがいいよ！という意見ありましたら教えていただけるととても助かります！笑
はい、ということで初めての親孝行として手紙を書いてみた！という記事でした。もし、この記事が参考になったり、いいなと思ってくださった方はスキとフォローの方をよろしくおねがいします！
ありがとうございましたー！！