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4人の写真


朝ごはんを食べてから耳掃除をしていると、左耳がどうも変。痒いか痛いか分からない、あの嫌な感覚があった。
洗面台で3面に分かれている鏡を、2つ、向かい合わせにして耳の中を覗く。
ちょっと腫れてる、、?ようだった。
まさかこんなところを蚊に刺されているはずはない、と思いたい。


いとこ達にカメラを送って撮影された写真を簡単に冊子にした。まだカメラの使い方もよく分かっていないだろう3人と、ちょっとお姉さんになってきた1人に撮影をお願いした。

赤い花にバケツ

たくさん家の庭に咲く、花や植物。
お互いの姿に、お父さんやお母さん。
人より物を撮る方が興味を抱いていたのかなと写真を眺めながら思った。

並べてみたおもちゃ
大きく写すのりもの
うっすら見えた家族

フラッシュの使い方が分からなくて、部屋の中の写真は暗い。でもかすかに見える人影が、エモいの言葉で片付けるならぶん殴るぞ!の勢いで、私は魅力を感じた。

表情がかすかに見える、あやふやなものでも想像ができる。
4人の写真を見ていると、細かなことは関係なく、ただ人間が、1人の人が思うがままな行動の中にハッとしたものへの小さな愛情と、精一杯の心臓の音を感じた。

何にでも基礎みたいなことはあると知っている。
それを知らない人が撮るものには、私が知らないことが沢山詰まってあった。
それで、これでいいんだよと思うのに、それが一旦否定され、もしかすると一生土の中に埋まり続けて朽ちるのは、私は耐え難い。

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