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【英検】ライティングでよくある文法ミス11選

少しでも文法ミスをなくしたい!

そんなあなたのために今日は、ライティングでよくある文法ミスを11個解説します。

私はふだん塾で生徒のライティングを見たり、yahoo知恵袋で誰かの書いたライティングを見たりするんですが、よくある文法の間違いというのはある程度決まっているなーと感じてます。

もちろん、文法ミスの種類なんて無限にありますが、それでも皆さんお決まりのパターンというのはあります。

そこでこの記事では、多くの人が陥る文法ミスを11個紹介します。この記事を読むことで、英検本番でのミスが確実に減ります。


よくあるミス①:三単現のSの付け忘れ

「なんだ三単現のSか。それなら大丈夫やわ。」

とか思わないで最後まで聞いてくださいね。これね。けっこうあります。というかめちゃくちゃあります。

どういうときに付け忘れるかというと、主語と動詞までの間が長いときです。

例えば、

Studying English helps to get a good job.

これなら忘れる人は少ないでしょう(それでも意識してないと抜けやすいのですが…)しかしこれがですね、以下のようになると付け忘れる人が一気に増えます。

Studying English from a young age for their future helps get a good job.

この文の主語は「Studying」なので三単現のSが必要ですが、このように主語と動詞が離れていると、ついつい忘れてしまうんですね。これは私もついやってしまいます。

常に三単現のSは意識しておきましょう。


よくあるミス②:関係代名詞の中の三単現のS

三単現のSついでにもう一つ。関係代名詞の中の動詞にもSは付きます。

例を出すと

I have a friend who plays tennis.

これ忘れる人が多いので注意しましょう。ちなみに関係詞の中の動詞にSが付くかどうかは、先行詞との関係で決まります。上の例文の場合、先行詞は「a friend」なので「plays」となります。


よくあるミス③:不可算名詞は複数形にしない

不可算名詞を複数形にしないよう注意が必要です。

ライティングでよく使う不可算名詞は以下の通り。

  • money

  • advice

  • information

  • water

  • paper

  • transportation

  • training

  • staff

  • progress

  • work

  • infrastructure

  • support

これらの名詞にはSは付きませんので、覚えておいて下さいね。


補足:ついでに不可算名詞は単数扱いだよ

不可算名詞は単数扱いです。これけっこう間違えやすいので注意して下さい。

例えば「a lot of information」としても単数扱いです。「a lot of」につられ、ついSを付けないようにして下さいね。

a lot of informations
a lot of information


よくあるミス④:~する人が増えると言いたいときの表し方

「外国に行く人が増える」
「健康を意識する人が増える」
「仕事で英語を使う人が増える」

このように「~する人が増える」と書きたい場合って結構あると思います。その場合に

「people increase」とするのは間違いです。正しくは

the number of people increases.としなければいけません。

人が増えるのではなく、人の数が増えると考えるのがコツです。

people increase
〇 the number of people increases


補足:この場合も三単現のSを忘れないように

the number of people の主語はあくまで「the number」なので、動詞にはSが付きます。be動詞なら「is/was」ですね。

ここも勘違いしやすい所なので覚えておきましょう。

the number of people are
the number of people is


よくあるミス⑤:howeverやthereforeは文と文をつなぐことはできない

便利な副詞である「however」と「therefore」ですが、文と文をつなぐことはできません。どういうことかと言いますと

SV, however/therefore SV.
SV. However/Therefore SV.

良い例のように、2文に分けなければいけません。SVとSVを1文の中で直接つなぐことはできないので注意が必要です。


よくあるミス⑥:hardとhardlyの混同

この2つを混同してる人が多いです。それぞれの意味を確認しておくと

  • hard…熱心に

  • hardly…ほとんど~ない

という意味ですね。こう見ると全然違うのですが、スペルが似ているので混同してしまう人が多いのだと思います。

みんなの答案を見ていると、熱心にと書きたいのに「hardly」と書いてる人が非常に多いです。たぶん「hardly」の方が「ly」が付いてて副詞っぽいからだと思います。


よくあるミス⑦:hardの比較級はharderでありmore hardではない

タイトル通りなのですが、このミスはほんとに多いです。熱心に働く・勉強すると書く際にこのミスが頻発します。

work more hard.
work harder.

more hardという形はありませんので、お気を付けくださいませ。


よくあるミス⑧:go to abroadは✖です

正しくは「go abroad」です。toが不要です。

abroadは外国”へ”という意味。そのため前置詞のtoと意味が重なってしまうんですね。なのでabroadとtoは一緒には使いません。

このような例は他にもあり

go to home
go home

go to overseas
go overseas

go to there
go there

よく使うのはこんな感じ。ぜひまとめて覚えておきましょう。


よくあるミス⑨:costは一般動詞なのでbe動詞は不要

「cost」は一般動詞なのでbe動詞は要りません。よく2つを一緒に使う人がいるのでお気を付けください。

ちなみに「costly」だと形容詞になるためbe動詞と一緒に使います。

be cost
cost
be costly


よくあるミス⑩:each otherの使い方:前置詞が必要

each otherは「お互い」という意味の代名詞です。なので自動詞と一緒に使うときには、前置詞が必要です。

talk each other
talk with each other

「him」や「her」と同じ扱いですね。「お互いに」と覚えるのではなく、「お互い」と覚えてくと分かりやすいかと思います。


よくあるミス⑪:形容詞と副詞の混同

特に副詞を使わなきゃいけない場面で、形容詞を書いてしまうケースが目立ちます。

例えば、簡単に本を読めると書くときは

read books easy
read books easily

こうなります。「easy」は”簡単な”という形容詞。「easily」は”簡単に”という副詞です。「簡単に本を読む」のように動詞を修飾するときは、副詞を使います。

ただしこれに関しては、その単語の副詞を知らなければならないので、単語力も多少関わってきます。


追伸:こちらもおすすめです

英検準1級のライティングで即使える表現集です。英検準1級において頻出である、7つのトピック毎に合計60の例文を紹介しています↓↓

そのまま使えるものばかりなので、文法ミスを気にすることもなくなりますよ。


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