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【micorai colume⑥】遺灰指輪を身に着ける理由

納骨と、時を合わせて分骨をされる方。

「ゆっくりと静かなところで眠ってほしい」

そんな気持ちも強くありながらも、離れ離れになってしまうことへの心の寂しさや、納骨先やお墓参りには頻繁に行けない(簡単には会えない)ことなどの理由から、お骨を分けるという風習。

分骨により、ご自身のお部屋で小さな骨壷にお納めする方や、キーホルダーに入れる方など、様々な形で、手許供養をされています。


遺灰指輪として身に着けることは、分骨の中の1つの方法。

遺灰指輪は、指輪内側の広い範囲にお遺灰をお納めしたもので、指輪に「その子が宿る」という特別なもの。

「お骨を持ち歩いてもいいの?」

そんな疑問のある方も多くいらっしゃいますが、仏教の考え方からも問題はないようです。

最近では手許供養される方も多くいる中、お骨を持ち歩く方もいらっしゃいます。

むしろ大切な人(ペット)にとっても、お墓やお部屋で寂しく待っているより、いつも一緒にいられることの方が嬉しいこと、なのかも知れません。

今までは一緒に行けなかった場所へのお出かけ。
遠出の旅行や、お買い物。
形や姿を変えても、その子といつも一緒にいる。

お空に手を4

遺灰指輪は、指輪とお遺灰を一体化させた一点物の指輪。
時には話しかけて、時にはそっと触れて、時にはぎゅっと抱きしめて、、、。

私は長年のものづくりの経験から、「モノには想いが宿る」ことを経験し、見て、感じてきました。

遺灰指輪も、大切な家族が宿る特別な指輪です。

もし、傍にいてほしいあの子が寂しがりやさんなら、、、。

その子をたくさん想い、祈りや願いを持つ方が、その子の遺灰指輪を身に付けてほしい。


晴れ渡る青空や、清々しい公園、目を留めるその瞬間の美しい景色を、一緒に見て聞いて、感じてほしい。

お空に手を3

遺灰指輪が存在すること。それはきっとあの子が「そこにいたい」と思う気持ち。

遺灰指輪を身に着けるということ。それはきっとあの子が甘えているということ。


そして、あなたに大好きな笑顔でいてほしい。

それがあの子の願いだということ。

Lazola Eterno-永遠絆- micorai
ラソラエテルノ


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