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アメリカ軍 ウールシャツ

今回はアメリカ軍のウールシャツ、OG-108を紹介します。

OG-108は、1950年代の朝鮮戦争で、朝鮮半島に派遣されたアメリカ軍が着用していたアイテムで、コリアシャツとも呼ばれています。

朝鮮戦争は1950年6月から始まり、戦禍の中で問題となったのが、朝鮮半島の厳しい寒さでした。

そこで支給されたものがこのOG-108です。密度が高く、厚みのあるウール素材でブランケットのような保温性があります。
このことから、ブランケットシャツとも呼ばれています。

私も昨年の年末から着始めましたが、Tシャツの上に羽織るだけでかなり温かく、重宝しています。


因みにこのアイテムですが、マリリンモンローとも関係のあるものとなっています。

朝鮮戦争の話に戻りますが、マリリンモンローが慰問として、戦地に訪れた際に着用していたのがこのOG-108です。

「マリリンモンロー OG-108」で検索すると、襟を立てタックインをした、OG-108を颯爽と着こなすマリリンモンローが出てきます。


アイテムの歴史について少し長くなりましたが、ディテールを見ていきましょう。

機能的な両胸のポケット

ポケットは両胸にあり、左胸のポケットはループが付いておりペンが刺せる構造となっています。

バックヨーク

バックヨーク(背面)は交差したデザインとなっており、銃や荷物をかついでも肩の生地が痛みにくいよう補強された構造になっています。

長い襟先

襟については、年代で形状が異なり、前期型(50年代)では襟先が長く、後期型(60年代)では小ぶりになっています。

画像の通り、この個体は襟先が長いので50年代であることが分かりますね。


保温性があり、ジャケット感覚で羽織れるので、ミリタリーに馴染みがない方でも比較的取り入れやすいアイテムだと思います!

とりあえず見付けたら全員買った方が良いと思います!

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