げんえんせうゆ

げんえんせうゆのお洋服集

げんえんせうゆ

げんえんせうゆのお洋服集

最近の記事

アメリカ軍 ウールシャツ

今回はアメリカ軍のウールシャツ、OG-108を紹介します。 OG-108は、1950年代の朝鮮戦争で、朝鮮半島に派遣されたアメリカ軍が着用していたアイテムで、コリアシャツとも呼ばれています。 朝鮮戦争は1950年6月から始まり、戦禍の中で問題となったのが、朝鮮半島の厳しい寒さでした。 そこで支給されたものがこのOG-108です。密度が高く、厚みのあるウール素材でブランケットのような保温性があります。 このことから、ブランケットシャツとも呼ばれています。 私も昨年の年末

    • ダービージャケット

      今回はダービージャケットの紹介をします。 1980年代、アメリカの西海岸で流行し、当時のスケーターやパンクスに人気のあったアイテムのようです。 名前の由来は、サンフランシスコのブランド Derby of Sanfrancisco(ダービー・オブ・サンフランシスコ)社 から来ています。 一着目に紹介するダービージャケットはWentworth(ウェントワース)社のものです。 ではディテールを見ていきましょう。 ダービージャケットの一番の特徴は、 胸のラインにぐるりとステ

      • ドリズラージャケット

        今回はドリズラージャケットを紹介します☔️☔️☔️ ドリズラージャケットとは雨天時用のゴルフジャケットです。 名前の由来は霧雨を意味するdrizzle(ドリズル)から来ており、McGREGOR(マックレガー)社により開発されました。 「ドリズラー」は登録商標となっているため、他社のゴルフジャケットの多くはスイングトップと呼ばれています。 ではディテールを見ていきましょう。 着丈は短く、袖はラグランスリーブになっています。 袖の構造について解説します。 セットイン

        • スリーピングシャツ④ ギリシャ軍

          第四弾です。 スリーピングシャツとは何かについては①をご覧ください。今回紹介するスリーピングシャツはギリシャ軍です🇬🇷 ディテールをみていきましょう。ウエストベルトが付いています。こちらのものは取り外し可能となっています。個体によっては縫い付けられているものもあるようです。 スリーピングシャツでウエストベルトが付いているのはギリシャ軍だけだと思います。 トレンチコートみたいに、ベルトの結び方で着こなしにバリエーションを出すのも面白そうですね。 材質はコットンです。 リ

        アメリカ軍 ウールシャツ

          スリーピングシャツ③ オランダ軍

          第三弾です。 スリーピングシャツとは何かについては①をご覧ください。 今回紹介するスリーピングシャツはオランダ軍です🇳🇱 こちらもスリーポケット。 オープンカラーでカーキ色ですのでパジャマ感が無く、比較的着こなしやすそうですね。 素材はコットンですが、裏地はフランネルのような材質になっているので暖かいです。冬はインナーに、秋口は一枚で羽織るのが良いと思います。 画像から1983年製であることが分かりますね。 ミリタリーのタグには上記の様にNSN(ナショナル・ストック・

          スリーピングシャツ③ オランダ軍

          スリーピングシャツ② ドイツ軍

          第二弾です。 スリーピングシャツとは何かについては①をご覧ください。 今回紹介するスリーピングシャツはドイツ軍です🇩🇪 ゆったりとした作りになっているのでオーバーサイズでゆるっと着れます。 淡いデニムの様な色合いでワークジャケット感覚で羽織れるので春先にピッタリです。 イタリアンカラーの様な襟のデザインも良いですね。 こちらの個体はコットン100%ですが、年代が新しいものだとポリエステル混合の個体もあるようです。 とりあえず見付けたら全員買った方が良いと思います!

          スリーピングシャツ② ドイツ軍

          スリーピングシャツ① ブルガリア軍

          今回はスリーピングシャツの紹介をします。 こちらはブルガリア軍のスリーピングシャツです🇧🇬 そもそもスリーピングシャツとは何かというと、軍で支給されたパジャマのことです。 ミリタリーというと、迷彩や戦闘服をイメージする方が多いと思いますが、こういったものも古着として流通しています。 言ってしまえば寝巻きですので、コーディネートに取り入れるのは難しいですが、軍(国)ごとにそれぞれ特徴があり、見比べてみるととても面白いです。 こちらのシャツの一番の特徴としては紐留め式である

          スリーピングシャツ① ブルガリア軍

          チェコ軍プルオーバーシャツ

          今回はチェコ軍のプルオーバーシャツを紹介します。 そうです。ミリタリーアイテムです。 色々調べましたが、用途はあまりはっきりと分かりませんでした。おそらく作業時のワークシャツ的な感じで使われていたのではないかと思います。 特徴の一つ目はスキッパーシャツのような、襟元のディテール。ボタンが内側に付いていて、ボタンを閉めると外側から見えない仕様になっています。ボタン留めはループ状のもので、付いている位置は個体によってまちまちなようです。大きく開いた襟元を活かしてレイヤードして着

          チェコ軍プルオーバーシャツ

          ポロチノ

          今回はポロラルフローレンのチノパンツ(ポロチノ)を紹介します。 ラルフローレンは世界的に有名で様々なラインがあり、全ては紹介しきれません。ですので今回は、90年代〜2000年代前半のチノパンに焦点を当て、その中でも名作のツータックパンツを二本を解説していこうと思います。 一本目はアンドリューパンツです。一番の特徴はインタックです。インタックとは、タックが内側に向かって折れているものを指します。反対にタックが外側に向かって折れているものをアウトタックと言います。 二本目はハ

          フィッシングシャツ

          今回紹介するのはコロンビアPFGのフィッシングシャツです。 コロンビアはご存じの方も多いと思いますが、実はコロンビアにはフィッシングウェア専門のラインナップがあり、これが コロンビアPFG(Performance Fishing Gear)です。 特徴の一つめは、機能性です。背中のベンチレーション(通気口)・両胸のポケット等、アウトドアに特化した作りとなっています。 特徴の二つ目は、年代によるディテールの違いや豊富なカラーバリエーションです。 年代によって襟の種類が、ボタ

          フィッシングシャツ

          キューバシャツ

          今回はキューバシャツの紹介をします。 キューバシャツは農家の作業着であったという説があり、現在のキューバでは冠婚葬祭などフォーマルな場でも着用されている伝統的なシャツです。 グァジャベーラとも呼ばれており、これはキューバシャツがメキシコへ伝わり、グァバ農家が着用したことが由来です。ポケットが4つ付いていることからも農作業着であった可能性がう かがえますね。 特徴としてプリーツや刺繍といった装飾が入っており、シャツが単色でも程よいアクセントとなっています。また、デザインだけで

          キューバシャツ