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17.5.2020

Ta-da!
今日は記念日でした。
3歳になったばかりの長男を連れ、飛行機を乗り継いでタイの東北部へ。
ウドンタニー空港に迎えに来てくれたピックアップトラックの荷台に揺られてノンカイ県にある小さな小さな村についたのが、8年前の今日。

秋田から東京、東京からバンコクへ飛んで国内線でウドンタニー。陸路でさらに2時間半ほどだったか、長旅を終えたころにはすっかり日も落ちて何もない村までの道は真っ暗闇だった。

その日は着いてすぐにシャワーを浴びてベッドへ。
疲れているわりに目が冴えていてすぐには眠れなかった。
洗剤のにおいがする慣れないシーツとうすい掛け布団。妙に高さのあるベッド。
私の勝手で異国に連れてこられた長男の寝顔をしばらく見ていた。
長男を抱きしめながら、さみしい思いは絶対にさせないようにしようと思った。

そういえば離婚する時も同じことを思ったような。
失う父親の分も私が
失う家族との時間や故郷の分も私が
補って余りあるぐらい笑顔にしたい。

離婚も移住も新しいスタートという意味では一緒なのかもね。

たどり着いた場所は秋田の田舎町が都会に思えるほどのどかで何もなくて、けれどたくさんのものを私にくれた。
私の原点。
ゆっくりと流れる時間が大好きだった。

生まれ育った秋田も好きだし、東京で遊び惚けてた時期も最高におもしろかった。
でも色んな場所に楽しかった思い出がたくさんあっても過去に戻りたいと思うことはなくて、しあわせなことだなぁと思う。

これからもずっと今が一番楽しいといいな。

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