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100日日記

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とりあえず毎日書いてみる。 脳内の垂れ流し。 (11Jan'2019~)
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#エッセイ

あー夏休み

タイの学校は只今夏休みシーズン。 今は暑い季節と書いて暑季。3月から5月がタイの夏。 その一番暑い3月半ばから5月半ばの2ヵ月が夏休み。夏休みっていう単語は使わないので私が勝手に呼んでるだけだけど。 暑季の長期休暇は「2ヵ月」が一般的だと思ってたんだけど、2年くらい前から3月頭から5月半ばまでの「2ヵ月半」になった。長い。羨ましい。 私は秋田で生まれ育って、「長い夏休み」に憧れつつも経験することなく大人になったので、まるまる2ヵ月休めるタイの夏休み、いいなぁ。と単純に思った

今日も赤ちゃんの声がする

ここ1-2年、私の働く会社はちょっとしたベビーブームだったので、現在1歳前後の子供がいるパパとママが3人働いている。 内ひとりは親族の協力を得てベビーシッターを雇うお金を工面しているけど、ふたりは遠く離れた実家に子供を預け、夫婦でバンコクで働いて仕送りというタイの田舎あるある育児スタイル。 お金持ちは別だけど、タイは子育ても介護も親族家族が協力してするのが一般的なので地方出身だと後者が多い。 ふたりの内ひとりはパパでひとりはママ。 ふたりとも休憩時間やお昼休みによくLIN

感覚

タイ人スタッフと一緒に駅の長い階段をひーひー言いながら上って、はぁ~っと息をついたら、 「มีอากาศน้อยมาก ミー アーガー(ット) ノーイマーック (空気が少ない)!」って言うのでふふっとなったし、そういう風に感じるのかなるほど~と思った。 もちろんタイ人だって「疲れた」も言うけど、こういう風にも言うのね、みたいな。うん。たしかに息苦しいもんね。 タイにいると、自分が選ばない言葉や感覚がおもしろいなぁって時々思うことがあって飽きない。 人間はひとりひとり違うのだ

悟ってなんていません。

「悟ってるね。」と言われた。 基本的に他人には期待しない、という話をして、 「こうして欲しい」「変わって欲しい」「これぐらいできるはず」 と、 「私はこんなにしているのに、どうして」 は、 一本の線で繋がっていて、下手すると地獄みたいになって誰もしあわせにならないので、期待はしません。と言ったら「悟っている」と言われた。 違うんですよね。面倒だからです。 より良い関係を築くために時間をかけて分かり合うとかいうのがどうも苦手で。 人はどうせ変わらないと思ってるのもあり、合

うれしい日

LINEでおめでとうと送ったら、真新しいセーラー服を着た姪っ子の写真が送られてきた。 私の記憶している姪っ子はもっとずっと小さいので、おっきくなったんだなぁというありきたり且つじんわりあったかい感動を抱いた。 今日は姪っ子の小学校の卒業式で、その母親である妹が再婚した日。 新しい名字になって、名前はちょっと地味になっちゃったんだけど、全米一幸せ!だそうだから良かった。 おめでとう。 そして今日は私が書いた電子書籍が世に出された一周年記念でもあって、日本ではホワイトデーとい

画面の向こう側

一昨日書いたタイパンツは、濃いカーキと茶色と2本買った。 週末をタイパンツでだらだらと過ごし、月曜の朝に洗濯カゴに放り込んで仕事に行った。 そんで、帰ってきたら干してある洗濯物がタオルからシャツから全部茶色っぽいカーキ色になってて家族で大爆笑した。 今日は仕事から帰ってきたらキッズがふたり揃って茶カーキ色のシャツやパンツを履いていて、お洗濯をしたお手伝いのミーナちゃんも「昨日は洗濯機開けてびっくりしたよー!」と笑ってて、本日も平和です。 シャワーのあとに私も茶カーキ色に染ま

想像力

昨日仕事から帰って部屋のドアを開けたら、お手伝いのミーナちゃんが次男につき合ってSwitchでスマブラしてて、和んだ。 数年前幼かった長男が彼女のことを「もういっこのお母さんでしょ」と言っていたのを思い出すなど。 ミーナちゃんはミャンマー人で、タイでメバーン(お手伝い)を10年以上している。 当時4ヵ月だった次男のお世話を始めた時にもう10年以上と言っていたから、15年くらいになるのだろう。 タイ語はだいぶしゃべれるし、英語もずいぶん上手になった気がする。読み書きはできない

喜怒哀楽

朝から少し頭痛がしたので、やらなければいけないことだけ片付けて早退した。 タイは最近ぐんと夏らしくなってきて、つまり暑い。 駅の階段がいつにも増してつらい。 じわりと汗をかいたのを自覚しながら電車を待っていると、ホームに忙しなく手を動かしている人がいるのが見えて、すぐにそれは手話であると理解した。 数ヶ月前だったと思うけど、その同じ駅のホームで見かけた人のことを思い出した。 駅のホームに辿り着くと、ぐふっ、ぐふふっという笑い声が背後から聞こえて、若い男性がスマホ画面を見て

距離感

最近オフィスの近くのクイッティアオ屋さんがお気に入り。 クイッティアオは、お店によってスープや具が違う麺料理で、麺の種類とスープありなしを選んで自分好みに調味料でカスタマイズして食べる。 タイの国民食と言って良いのではないか、ぐらい道を歩けばクイッティアオ屋さんに当たる。 最初は美味しさがよくわからなかったけど、カスタマイズを覚えてから大好きになった。 ナンプラーとかトウガラシを漬け込んだお酢とか考えた人は天才だ。 ていうか美味しいもの食べるとだいたい「これを考えた人は天才だ

まくら

私は毎朝、次男を学校の教室に送り届けてから仕事に行く。 通学のことを考えて、次男が幼稚園に通うタイミングで学校の向かいに引っ越したので、学校の校門までは徒歩3メートルぐらい。 朝は送迎の車やバイクで細い路地がてんやわんやだ。 校門の前で交通整備をする先生(じゃないかもしれない)や校門に立つ先生に挨拶しながら教室を目指す。 お母さんと来てる子、お父さんと来てる子、おばあちゃんと、おじいちゃんと、みんなそれぞれ。 なんならバイクに3~4人乗りでお父さんお母さん子供とか、お父さん

青空

バンコクはここのところ大気汚染が酷くて、いつも空がぼんやり霞んでいる。 だいぶましになったようだけど、今日もすっきりとしない空。 健康への影響も気にしないといけないんだろうけど、空気が悪くなって真っ青な空が見れなくなったことの方がさみしかったりする。 スコーンと晴れた青い空と、白い雲のコントラストが大好きなんだ。 青い青い空を見ると、ふと思い出すことがある。 思い出すことというか、思い出す空。 20歳を少し過ぎた頃、友人の旦那さんが交通事故で亡くなった。 彼女は私の人生で

タイが好きだなと今日も思った

今朝は次男を教室まで送ったあと、長男の特別授業代を支払いに事務室へ寄った。 放課後一時間、毎日宿題の面倒を見てくれて一ヵ月400バーツという、名前の割にずいぶんと良心的な授業です。 今調べたら1,400円くらいなのね。タイに来た当時は400バーツは1,200円くらいだったのに。 学校の入り口を入ってすぐ、廊下に大きく窓を開いた形で事務室がある。 窓口の前に立つといつもとちょっと違う職員さんが見えた。 頭にカチューシャをしている。 フェルト製のサンタクロースの顔がびよよーんと

Happy

仕事から帰って、鍵は持ってるけど鞄に入れたままピンポンを押すと、ちびこいのがドアを開けてくれる。 「Mama is coming!」という声が中から聞こえて来てにやける。 「How was your day?」と彼に聞くのが日課のひとつで、彼はいつも「Happyした!」と答えるので、それを聞いた私がHappyになる。 今日は何故か「Cute!」と答えたので思わず笑ってしまった。そしたら「Cute and Happy!」と言い直したので、また笑った。 いいなぁ、Cute a

プレッシャー

今日はVISAの更新のためにイミグレーションへ行ってきた。 滞りなく終わり、多分もう一年タイにいられるのではないかと思います。 ふぅ。 嫌いという言葉が好きではない私が言うほどイミグレは大嫌いなのだけど、年に一度のVISA更新は唯一といっていい長男とふたりでおでかけする日でもある。 いつも三人だけれど、この日だけは長男とふたり。 そういった意味ではいいなと思う。 三人だとどうしたってチビ中心になってしまって、彼は自然と「お兄ちゃん」を強いられるから。 エージェントに13時