起業に大切なのは、『消費者心理』

オンラインのイベントを実施している中で、

出会いがあり、起業を目指す方から質問を受けることがあった。

そう言えば、僕は教育者の前に起業家であり、

事業を作っている人である。

そんな起業について書く機会が減っていたので、

誰かの役に立てるのか、わからないが、

自分のためにもnoteを書いてみます。

起業するために何が必要なのか。

自分の経験したことと

学んだことを考えてみよう。

高校生のときに、社長になりたかった。

そして、大学のオープンキャンパスに行って

『経営学』に一目惚れした。

不可能を可能に変えられる学問

経営学は、他の学問と違って、

なぜできないのか？

なぜそうなっているのか？

を問う中で、

経営学は、

どうすれば実現できるか？

を考えられると言われた。

いわば、経営学は、

【不可能を可能に変えられる】ということを

教えてもらった。

その言葉が突き刺さり、

経営学部に入学する。

経営学部の4年間で学んでいたこと

なんとかなく通っている生徒もいたが、

授業の予習をして、

一番前の席で授業を受けていた。

・マーケティング論
・財務諸表論
・経営コンサルティング論
・消費者行動論
・ゲーム理論

そう考えると、

基盤になる経営学を

学んできたように思う。

4年間経営学を学んだ自分に

残っている知識をまとめてみると、

今に活かせている知識が

わかりそうだ。

印象に残っているマーケティング
の授業『フォードとGM』

1番印象に残っている

マーケティングの授業は、

フォードとGMの話である。

まず、最初に問われました。

フォードとGMはアメリカの車の会社です。

『フォードは、同じモデルでベルトコンベアを使い、
　大量生産し、低価格で売る戦略でした。』

『GMは、様々なモデルでデザイン性を持たせて、
　高価格で売る戦略でした。』

『どちらの会社が成功したでしょう。』

みなさんはどう考えますか？

熱意のある僕は、予習していきました。

予習は、調べるのではなく、

自分なりの仮説を立てることです。

あなたも考えてみてください。

その頃の僕は、市場は安い車を求めているから

フォードが勝つはずだと考えました。

市場【顧客】によって正解の戦略は変わる

答えは、【GMです】

どうしてでしょうか。

時代を追いながら、

２つの会社を見ていきます。

まずは、フォードが成功します。

車が高単価で一般庶民が買えない時代。

フォードが、一般庶民でも

買える車を販売します。

それが、フォードモデルです。

工場の生産ラインを作り、

同じモデルを大量生産することで、

1台を安くするというものです。

なんと、最終的には【1500万台】売れました。

じゃあ、フォードが勝ってるやん！！
って思った、あなた、お話はここからです。

フォードは、20年間同じモデルを

大量生産して、販売しました。

GMが登場するのは、

フォードの車が市場に売れた後の話。

GMが様々なデザイン性の高い

モデルを販売します。

ここで大切なのは、【消費者心理】

フォードの車がたくさん走っています。

そんな中一際目立つかっこいい車があります。

それがGMの車です。

あなたならどう思いますか？？

『みんなと一緒嫌だなぁ』
『そろそろカッコいい車乗りたいなぁ』
なんて思わないでしょうか。

みんな次の車が欲しくなった

タイミングでは、同じフォードではなく、

GMが選ばれたのです。

ここから学べたことは、

常に成功する戦略ややり方はないこと。

市場【顧客】に合わせて、

成功する戦略ややり方が変わることが

わかりました。

それは、今の時代でも同じです。

テレビがない時代は、

テレビが売れて、

みんなテレビを見ていました。

今では、小学生から

スマホやタブレットを持ち、

YouTubeやTikTokを見ています。

市場【顧客】は、成長し、

顧客心理を学ぶことが大切だと知りました。

そこから人間の心理に

興味を持つようになります。