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274. 飯でも食おう

許せないことが増えていく。
経験と知識は、私をさらに柔軟たらしめるものだと思っていた。
学べば学ぶほど分からなくなった。

問題に対する最適解を案出する。
どうやらこのソリューションには改善の余地があるらしい。
試せば試すほど、PDCAに果てはない。
向かう先はどこか。
どこに向かえばいいか、どこに向かうべきか、どこに向かいたいか。
それらはどのようにして策定されるだろう。

この道が平坦であるなら退屈だ。
この道が険しいのであればそれもまた退屈だ。
知らない道にこそくすぐられる。
知らない道を探し続ける。
それでもおそらくゴールは知ってる。
私が向かいたい場所へ続く道はどれでもよかったはずだろう。

道幅が狭くなってきた気がする。
異なる道を選ぶか
それともまだ歩を進めるか。
そもそも同じ道を進んできたと言えるか。
同じ公園の中を、長いスパンで何周もしていたのだろうか。

ジャングルジムをなかったことにしたか
シーソーで負けたと感じたか
ブランコに乗っている間は心地よかったか

いづれにせよここに留まることは本意でない。
いや、留まることなど元来不可であるとも言える。
ときに方向を変えるエスカレーターに身を任せてきたか
自身による選択などあってないようなものか

目的のために原因追究に努め、原因を突き止めることの当初の目的は何であったかを知ろうとする。
その記憶を正しいものであると解釈してその先へゆけるか。

意味を求めずして行うその営みこそ至高であるか。
「私」という容れ物の操縦能力は向上したと言えるか。

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