靴を履かないということ
昔海外に住んでいた頃やっていた、裸足生活。
日本ではちょっと人目が…なんて思って憚られていたけど、最近時折この国でもやっている。
大きめな小石が、敷き詰められたような地を歩くのはなかなか。
先日は駅でおばあさんが
「足大丈夫?」
と声を掛けてくれた。
優しい世界。
私の裸足を見て笑う家族がいたりもする。
異質な人として、恐れを抱く人もいるかもしれない。
物理的に怪我をする可能性、衛生面での安全性、など考えるべきことはあるだろうが、なぜ私はこのような試みをしているのか。
裸足で歩くことで足裏を刺激、これにより血行促進・体全体への好刺激・土踏まずの形成・姿勢改善、などなどいろいろとメリットは聞いていた。
実際に試してみると、たしかに気分がいい。
プラシーボか、それともやはり足ツボが刺激されるなどして、身体全体によい効果をもたらしているのか。
しかしながらにやはり、社会からの目はそう優しいものではない気もする。
靴を履かずに歩いている人を見ることは、都市においてはそう簡単でないだろう。
海外の大都市においても、裸足のホームレスを見つけることさえ難しかった。
Well, 裸足生活が肉体に対して与える影響は、まあいろいろと想定できるとして、精神的な影響はどうか?
こう考えると、今までは踏み出すことができなかった多くの行動に対して、恐れを感じなくなったり。
「異なることを恐れぬ精神」を獲得することに、裸足生活が寄与するように思う。
現に私にとって、髪がボサボサ・服がダサいなんてことは、さほど気になる対象ではなくなった。
(誤解しないでいただきたいが、私はファッションをこよなく愛し、またオシャレでありたい、と願っている。あしからず。)
とまあ裸足生活に興味を持たれた方は、ぜひやってみてはいかがだろうか。
どこかで平然と裸足で生活している人間がいたら、それは私かもしれないので、喋り掛けてみるのも一興だろう。
(電車にいる裸足の人に話しかけるとか、ちょっとこわいかもだけど…)
というわけでまた。