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132. 靴を履かないということ

昔海外に住んでいた頃やっていた裸足生活。
日本ではちょっと人目が…なんて思って憚られていたけど
最近時折この国でもやっている。

大きめの小石が敷き詰めらられたような地を歩くのはなかなか。
先日は駅でおばあさんが「足大丈夫?」と声を掛けてくれた、優しい世界。
私の裸足を見て笑う家族がいたりもする、異質な人として恐れを抱いている人もいるかもしれない。

物理的に怪我をする可能性、衛生面での安全性など考えるべきことはあるだろうがなぜ私はこのような試みをしているのか。
裸足で歩くことで足裏を刺激、これにより血行促進・体全体への好刺激・土踏まずの形成・姿勢改善などいろいろとメリットは聞いていた。
実際に試してみるとたしかに気分がいい。プラシーボか、それともやはり足ツボが刺激されるなどして身体全体によい効果をもたらしているのか。

しかしながらにやはり社会からの目はそう優しいものではない気もする。
靴を履かずに歩いている人を見ることは都市においてはそう簡単でないだろう。
海外の大都市においても、裸足のホームレスを見つけることさえ難しかった。

Well, 裸足生活が肉体に対して与える影響はまあいろいろと想定できるとして、精神的な影響はどうか?

「裸足で外を歩ける自分に他にどんな恥があるか?」


そう考えると今までは踏み出すことができなかった多くの行動に対して恐れを感じなくなったり。
「異なることを恐れぬ精神」を獲得することに、裸足生活は寄与するだろうと思う。
現に私にとって髪がボサボサ、服がダサいなんてことはさほど気になる対象ではなくなったし。
(誤解しないでいただきたいが私はファッションをこよなく愛し、またオシャレでありたい、と願っている。あしからず。)

とまあ裸足生活に興味を持たれた方はぜひやってみてはいかがだろうか。
どこかで平然と裸足で生活している人間がいたらそれは私かもしれないので喋り掛けてみるのも一興だろう。
(電車にいる裸足の人に話しかけるとかちょっとこわいかもだけど…)

というわけでまた。

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