炭は人生の縮図
春、夏、秋、冬。
これに中国の古代人がそれぞれに色を付けて、
青春、朱夏、白秋、玄冬。
ということらしい。
なんとなく青春は長いほうがいい、そんな人生を目標にみんな生活しているように思う。
できるだけロートル気取らないように。
まあ、人によるけど。
青春をすぎれば、次は朱夏ということで、僕はもう完全にここに位置している。
朱夏のドアを開けたばかりということのようだ。
年齢で言うと、青春は20~39、朱夏は40~59とのこと。
30代の人が「俺はまだまだ青春を感じていたいんだ」とたまに言っているけど、この年齢割振りだと実際にまごうことなき青春時代ということになる。
じゃあ僕は20年後は白秋、そして玄冬なのか・・・・と思ったが、
玄冬はまさかの始まり。
冬から始まるのね。
しかも玄の色は黒らしい。
つまり人生のカラーが
黒→青→赤→白
に推移している。
どんどん白くなるのね。
炭に似てるなって思った。
黒から始まって赤く燃えて白く果てる。
だから炭が燃えているのを見ると何となく落ち着くのだろうか。
炭は人生の縮図なのかもしれない。
ただ、炭はほとんど青を経由していない。
つまり青春なんてものは儚くも短く、それほど重要なものではないのかも。
ごうごうと向かい風があるほど燃え盛る朱夏の世代こそ頑張りどきなのだろう。
きっとそうだろう。
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